iPhone 3G
7月1日AT&TがiPhone 3Gの価格を発表しました。早速我らがITメディアには速報が載っています。http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/02/news036.html
価格や機能の詳細はITメディアの関連記事を読んで頂くとして。
iPhoneを初めて見た人は必ず「うゎー。すごい!」と口を揃えて言います。そのUI(ユーザーインターフェース)はこれまでの端末の既製観念を打破する画期的かつ斬新な設計です。
今まではGSM方式(2G)しか対応していなかったので、スピードに難がありましたが、3Gの登場によってその問題も解決しそうです。
アメリカではまだAT&T社が独占契約中。2年契約をしてもしなくても、AT&Tのネットワークにしかつながらないようになっています。AT&T社がどのような条件で独占権を得たのか公表されていませんが、契約を切りたがっているという噂が流れてくるくらいですので、かなり厳しい条件だったことが伺われます。
日本では、ソフトバンクモバイル社が一番乗りでした。さすがソフトバンク、そのアグレッシブさはアップル社に引けを取らないだろうと思います。(孫社長とスティーブ・ジョブ氏、いろいろな意味でいい勝負かも。)
AT&Tがサービスを開始した直後、アップル社が某キャリアに提示した契約条件は、「加入者が3倍に増えないと元が取れない」というようなものでした。飽和しかけており、純増が限られている市場で、加入者3倍は無理ではないかと、アップル社の強気にビックリしたものです。
ソフトバンク社の狙いがどこにあるのか、シェアの増加か増収増益か。それとも垂直統合だった携帯端末の開発製造ビジネスモデルの変更か?加入者数、売上げ、ARPUも含め今後の業績の数字は興味津々です。
これまでは通信方式が欧州、北米、日本で異なっていたため、1台の端末を世界共通に使うことが(一部の地域と機種を除いて)制約されていました。iPhone 3GはUMTS/HSDPAとGSM/EDGEに対応していると仕様にありますが、USIMを使えば、世界どこでも使えるようになるということなのかしら。
コンシューマー向け機能に加え、PCとの同期のようなビジネスユーザー向けの機能も追加されたようなので、ユーザーとしても気になるiPhone 3Gです。
ソフトバンクに先を越されたauやドコモの追撃にも期待したいところですね。