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世界を変える何かは、既に近くにあるかもしれない

Intel Edisonにセンサーをつけてクラウドに繋げてみた

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Intel Edisonは,昨年販売が開始されたLinuxが動作するSDカード大のコンピュータで,特にInternet of Things (IoT)の領域での活用が期待されています.超小型コンピュータとしてはRaspberry PiArdiunoが有名ですが,Edisonは本体がはるかに小さい上にWifiがボード上に搭載されているなど,大きな可能性を予感させるデバイスです.Edisonそのものにはセンサー機能はないのですが,例えば,Arduino互換の拡張ボードに取り付けると,Arduinoコミュニティの豊富なセンサー資産を使うことができます.下の写真は,Groveと呼ばれるセンサーキットの1つ,温度センサーを繋げた例です (実際には,音センサーと光センサーもつなげているのですが写真には写っていません).

DSC02610.jpg

私も,昨年Raspberry PiやEdisonを買い込んで,LEDを光らせたりして遊んでいたのですが,もう少しちゃんとしたものが作りたいなあという気持ちもあります.

例えば,IoEデバイスを使ったサービスを考える際には,端末側だけではなくてサーバー側の基盤も必要になります.それに使えそうなのが,私が所属する会社が提供するPaaSの環境であるBluemixと,そこから提供されるIoT Foundation です.手軽に使ってみるということで,週末,EdisonをこのIoT Foundationに繋げてみました.

iot.png

センサーからデータを取得し,MQ Telemetry Transport (MQTT)というpublish/subscribe形式のプロトコルでBluemix側のMQTTブローカーにデータをpublishしています. 上のようにクラウド側にデータを送り温度を表示させるようになるまで,半日くらいの作業でできました.ちょっとの工作+プログラミングで,IoTサービスを作れるようになるのはワクワクしますね.

次はもう少し実用的なサービスを作っていきたいと思います.

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