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世界を変える何かは、既に近くにあるかもしれない

サービスコンピューティングシンポジウム - クラウドで9Kから解放される!?

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昨日、京都大学で行われたサービスコンピューティングシンポジウムにパネルリストの一人として参加してきました。

サービスコンピューティング、狭義にはWebサービスを中心にした基盤技術を、広義には、様々な処理のインターフェイスをサービスとして定義し、統合を行うための技術を指します。しかし、最近の最近のCloud的な技術のシフト(あるいは流行)は、サービスコンピューティングの定義をもう少し拡張しようとしているように思えます。私が話したのは、現在のトレンドである

  • 関係データベース、XMLデータベースから、スキーマを持たないkey value型データサービスへ
  • MPIのような汎用並列分散処理言語からMap Reduce/Hadoopのような分野特化型の言語へ
  • WebサービスからREST, Web APIへ

がスケールアウトやコンシューマビリティ(容易性)という観点から大事であり、サービスコンピューティングでもサポートされるべきだという点です。

日本/USの各ベンダー(例えばIBMは、India Research Labの所長であるGuruduth Banavarがグローバルな体制でのサービスシステムとデリバリモデルの紹介をしました)や大学、研究機関の方から興味深い話を聞くことができました。

印象に残ったことの一つは、(よく言われることではありますが)クラウドコンピューティングの普及によって、ハードウエアやOS、ミドルウエア、そしてアプリケーションがクラウド側に移行することにより、この部分を業務とするSEさんの仕事がなくなる、というものです。これは、非常にインパクトがあることですけど、ある意味この領域は、IT企業が重労働と言われる所以でもあります。3Kならぬ9Kとまで言われるIT業界ですが、よくも悪くも、クラウドの上で、業務知識をいかしたサービスをいかに構築するか、ビジネスモデルを展開するかといった所にフォーカスが移っていくことで、深夜や休日のシステムトラブルやバージョンアップから解放される日が来るかもしれません。もっとも、よりシビアな世界へと突入するということかもしれませんけどね。

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