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世界を変える何かは、既に近くにあるかもしれない

チームをまとめるもの

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もう先週になってしまいましたが,私の勤務先で,ソフトウエアベンチャーの経営者,未踏ソフトウエアで活躍された・されている若手ソフトウエアエンジニア,メディア、ビジネス開発のプロなどをお呼びしたイベントが行われました.様子は,仕掛け人であるIBMの勝屋さんのブログで見ることができますが,みなさんの元気さと熱意に日本のソフトウエア業界も明るいと感じた一日でした.仕事が忙しいとなかなか外の世界に対するアンテナも下がりがちになってしまいますが,このような機会はこれからも大事にしていきたいものです.

イベントでは,オルタナブロガーの一人でもあり,日本初のXML専業ベンダーとして知られているインフォテリアの平野さんと,久しぶりにお会いしました.平野さんは,私の高校の先輩であり,XML業界でもお世話になっています.平野さんが率いるインフォテリアは,開発チームも営業チームも,そして社長も同じフロアにいることを重視しているそうです.違う場所で働くと,同じ会社なのに他者意識が発生し,お互いの利益で動きがちだということ.チームとしての一体感を出すためには重要なことだと思います.

私は,10人くらいのグループを預かっているのですが,違うプロジェクトのメンバー同士があまり交流しなくなってしまうことがあるのが気になっています.プロジェクト毎に忙しさの波が違いますし,同じ場所で勤務していても,働く時間帯も違ったりします(ちなみに私の勤務先は裁量労働制なので勤務時間には自由度があります).ただ,テーマは違っても,会話の中から新しいアイデアが生まれてくることはあるわけで,できるだけ情報の行き来があることが望ましいのです.これは,プロジェクトの成功という面からも,個人の成長という面からも大事ですよね.

メンバーの会話の流量を増やすために,いくつかやってみていることがあります(廃れたものもありますが...)

  • 週に1回1時間でも,一つの部屋でメンバー全員が仕事する.別に集まる用がなくても,とりあえず,同じテーブルで仕事していると何かが起こるのではないかと.このような集まりをteam gatheringと呼んでいます.
  • これは,私が一番その傾向があるのですが,meeting中にNote PCを開いてメールを読み書きしてしまうことがあります.そうすると,せっかくのmeetingに集中できなくなってしまいます.ただ,一日中meetingで,メールが書けないと困ることもあるので,Note PCを開かない代わりに,60分のmeetingであれば,50分で終わるように集中するようにしてみました.

読者のみなさんもいろんなことを試されていると思います.何かよい方法はないでしょうか.

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