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ソニーエリクソンの挑戦(6)~2003年頃の欧州における日本メーカー

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2003年春頃は、ヨーロッパおいて、日本の携帯電話メーカーが、その存在感を増してきた時期です。2002年11月から、英ボーダフォンが『ボーダフォン・ライブ!』という携帯電話によるインターネット接続サービスを始める際に、日本の携帯電話メーカーに機種の提供を依頼しました。

それについて、『週刊東洋経済』2003年3月22日号に『ボーダフォンは「日の丸」頼み』というタイトルの記事を書きました。下記のURLを参照してください。内容は一部カットしてあります。また、文中の『ライブ!』とあるのは、『ボーダフォン・ライブ!』のことです。

http://homepage3.nifty.com/sando/SonyEricsson_002.jpg

http://homepage3.nifty.com/sando/SonyEricsson_003.jpg

この当時は、記事にあるように、特にイギリスではパナソニックが大々的に広告を打ち、優れた機能や、クラムシェル(ハマグリ)という折り畳み式のスタイルの機種が注目を集めていました。実際の、この時期には、ノキアは折り畳み式の携帯電話を生産しておらず、日本メーカーに大きくシェアを取られるのではないかと、日本メーカーは「脅威」として感じられていました。

しかし、この時期同じように『ボーダフォン・ライブ!』に携帯電話を提供したシャープは、ボーダフォンとの関係が深く、現在でもハイエンドからローエンドまで、さまざまな携帯電話を供給していますが、パナソニックは、すでにGSM携帯電話からは撤退しています。

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