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中華街の歩き方~中華レストラン篇

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イギリスの食事が口にあわない方でも、中華料理なら大丈夫だろうということで、ロンドンの中華街にあるレストランに入る方も多いと思います。

人気のあるレストランでは、すぐにテーブルにつくことができず、入り口のところで並んで待つことになります。そうやって待っていると、ときどき後からきた中国人の客が、店員に直接話しかけて、先にテーブルについてしまうことがあります。 「たぶん、あらかじめ予約してあったんだろうなぁ」と思うのですが、同じことが二度三度と続くと、もしや・・という疑念が浮かびますが、そんなことは中国四千年の歴史に比べれば小さいことなので、あまり気にしない方がいいと思います。

席につくと、ウエイターやウエイトレスが中国語で話しかけてきますが、もちろん英語も通じます。聞くところによると、メンバーの中に「同胞」がいると、待遇が良くなったり、特別なメニューが出てくることもあるそうです。

「同胞」と言っても中国人ならば誰でも良いというわけではないようです。中国といっても非常に広く、北京、上海、広東などの地域にわかれており、中華料理も、地域ごとに味付けが異なるそうです。 そして、「同胞」とは、それぞれの地域の出身者を意味し、たとえば広東料理のレストランに広東の出身者が行くと、待遇が良くなるのだそうです。

さて、おいしい中華料理を食べ終えて、勘定書をもらうと、メモ用紙に殴り書きされたものが出てきますが、これは、じっくりと点検した方が賢明です。 私は、あるレストランで、2回続けて「思っていたより高い」と感じたことがあり、2回目の時に勘定書を点検したら、頼んでもいない「ワイン10ポンド(2000円)」が、つけ加えられていました。この点を指摘すると、ウェイトレスは、しれっと「間違えました」と言って、その分を引いてくれましたが・・・。

まぁ、たまたま偶然どういうわけか2回続けて同じ間違いをしたんだろうな、とは思いますが、それ以来、私は、料理を注文した時点で、いくらになるかを記憶し、勘定書もしっかり点検するようになりました。

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