リーンインテグレーションについて-2
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ITシステムは一気に作り上げられたものではありません。そんな投資ができる会社は少ないです。また、追加のシステムはビジネスを止めないで行われています、当然ですが。
そうすると何かを統合したり、新しいものに変更しようとしても、難しさを伴います。時間がかかればなおさら状況は変化し、難しさを増しています。
ERPやCRMにしても、単一のシステムで無い場合もあるでしょうし、単一のシステムの場合もあるでしょう。ですが、データは結構ばらばらに持っているものです。
システム統合をするときにそのばらばらなシステムをすこしずつ、作業に取り掛かるわけですが手組みのシステムだとよく云われるスパゲッティ状態になっています。単一のシステムは別にスパゲッティになっているわけではありませんが、いくつかのシステムをくみ上げた結果縦横無尽にシステムが接続されています。
ひとつ入れ替えようとか、変更しようとか企画をします。当然、ビジネスにとってよかれ!と思って対処するわけですが、さらに複雑さを助長する結果となることが少なくありませんでした。
そこで、SOAという考え方は昔からありましたが、それをサポートする技術やコンセプトがでてきて、お客様が採用を始めました。ですが、システムのなかのデータまでは手が回っていなかったのです。
同じデータのはずなのに会計と営業システムからの数字が違うといった問題は常に発生していて、昨今のSOXなどへの対応からデータも同じにすべし、という機運が出てきました。
でも、お金は潤沢には使えないのです。そこで、リーンインテグレーションという言葉が生まれました。ちょっと読んでみてください。
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