買収について
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最近、M&Aが活発になってきているように感じます。
3000億円を越える規模の買収が増えています。株の交換や現金など方法はあるものの、相乗効果の見込める買収はどれくらいあるのでしょうか?
買収された会社の株を持っていた株主やストックオプションを持っていた社員は一時期よかったこともあるでしょう。そのあとどれくらい企業の中でのやりがいなどを見つけていけるのでしょうか?大きな企業間であればあるほど、文化や企業の仕組みなどで不協和音があるのではないでしょうか?
ダイムラー・クライスラーがいい例のようですね。給与の高いUSの会社、出張などで豪奢に過ごせるドイツの会社、なんか交わらないような気がしますね。どちらに寄せても、不満はあるように思います。合併ではどちらが主導を取るかにもよりますが、ある程度の平均化を一気にやってしまわないといけないように思います。
じわじわ仕組みを変えると、結局離れていくような気がします。
どこの会社でも人材の流出、技術のマージに時間がかかり、時期を逸してしまうような気がします。人をいかにひきつけておくかが、今後の競争力の源泉のように感じる今日この頃です。
買収で企業規模を大きくすることは、もちろん目標ですが、相手をなくすることも競合対策であったりするので。このあたりは見極める必要がありそうです。
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