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一口に広報といっても内容はさまざま。現場での広報活動の実際をご紹介します

外資系企業の広報について

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今日は、外資系IT企業の広報について、ほんの一面を皆さんと共有したいと思います。

おもしろい例として、私にとって身近なシックス・アパートについて紹介させていただきます。今日の午後、同社では最新ブログソフトMovable Type 3.2 日本語版に関する発表を行いました。同時に、開発チームの半分を日本のシックス・アパートに置き、エンジニアリングのワールドワイドのリーダーを同社 執行役員の平田さんが務めるという組織体系も発表されました。

実はこの発表会のためだけに、昨夜、サンフランシスコの本社からCEOと製品担当バイスプレジデントのお二人が来日し、またすぐ米国にとんぼ返りするんだそうです。

開発体制といい、日本での記者発表会を大切にしているところといい、私の知っている限りでは、日本市場へのコミットメントの度合いがここまで徹底している外資系企業は数えるほどしかないと思います。

開発やマーケティング部門と同様に広報的にも、日本市場を重視してくれて、日本の商習慣をも理解してくれる本社であることが本当に望ましいのです。同じ外資系企業でも、本社からの情報提供が少なかったり、日本特有の要望が汲み取ってもらえない、決定事項に従わなければならない(例外は許されない)など、ご苦労の尽きない企業が多いでしょう。

みなさん、実際のところはどうなんでしょうね?

_140 さて米シックス・アパートのCEOのバラックさんは、笑顔のかわいらしい面白い方です(写真の左から2番目・製品リリース打ち上げ会場の赤坂・NINJAにて)。同社の方は皆さんそうなのですが、ハードなスケジュールの中にも、デジカメを肌身離さず、おいしそうな料理やおもしろそうなことをみつけると、すぐにカシャっとボタンを押します。すべてブログに掲載するためだとか。仕事でもプライベートでも、ブログが大好きなんですね。

(写真中央は同じく今日のために来日したバイスプレジデントのアニールさん、その右が日本法人 代表取締役の関さん。パリで買ったデジカメ大活躍です)

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