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一口に広報といっても内容はさまざま。現場での広報活動の実際をご紹介します

はじめての広報

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はじめての広報。さていったい何をしたらいいのでしょう。

少し思い出話をさせてください。私が広報業務に初めて関わったのはサイベースというDBの会社でした。当時、広報の経験もなく、何をどうしていいやら皆目見当もつかなかった私ですが、取材対応、プレスリリース作成・配信、記者発表会の開催といった広報の基本業務を日々こなさなくてはなりません。

所属していたマーケティング部の上司に聞こうにも、彼自身、広報の専門家ではないため、細かいことは手探りで進めるしかありませんでした。そこで勇気を奮い起こして、日本DEC(現・日本HP)時代の大先輩を呼び出し、ご教示いただくことに。緊張して何を聞いたかよく覚えていないのですが、ひとつだけ、今でも記憶に残っているのは「わからないことがあったら記者さんに聞くのよ」という言葉だった。

なるほどそうか!聞けばいいのね。ということで、以来、何年も何年もそれを忠実に守ってきました。たとえば、「どうしたら記事にしてもらえますか?」といった恥ずかしくなるような質問から、「今どんな話題に興味があります?」とか「どこの広報が優れていると思いますか?それはなぜ?」というようなことまで。なんでも聞く。なんでも相談する。こんなことを書くと、忙しい記者のみなさんに問合せが殺到して叱られそうですが、どうか勘弁してください。広報担当のみなさん、できるだけやさしそうな方を探して、あまりお忙しくなさそうなタイミングで聞いてみてくださいね。

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