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【発表会レポート】Twitter創業者がもたらす第2のイノベーションは「Square」

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5月23日(木)、Square(スクエア)が都内で関係者向け発表会を実施し、本日から日本でモバイル決済サービス「Square」の提供を開始したと発表しました。発表会にはSquareのCEOであり、Twitter共同創業者のジャック・ドーシー氏も登壇し、日本進出の意気込みを語りました。

ということで、縁あって発表会に参加させてもらえたので、その様子をちょいちょい更新しながらアップしていきます。

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ジャック・ドーシーCEO(左)と米国以外の事業主として唯一Squareに出資している三井住友カードの島田秀男社長

■ジャック・ドーシー氏のプレゼンテーション

20130523_square_002.jpg皆さん、本日は新しいオフィスにお越しいただき、大変ありがとうございます。これから、Squareが何をしようとしているかをお話しします。

Squareは、シンプルで小さなアイデアから生まれました。共同創業者のジム・マッケルビーは吹きガラスの職人で、自分の商品を売りたいと考えたのですが、売ることができませんでした。売ろうとしたお店がクレジットカードを導入していなかったためです。そこで、Squareのアイデアが生まれました。カプチーノであろうと、ガラス工芸品であろうと、あらゆる加盟店がクレジットカードで売れるようにしようと考えたのです。

お店がクレジット決済をするには、いろいろな機械を導入しなければいけません。また、運用のチェックや銀行口座など、さまざまな物事が必要になってきます。われわれは1カ月でプロトタイプを作りました。携帯端末に差し込めば、カードの読み取りができるようになるものです。シンプルで小型で、できるだけ手軽なものにしようとしました。先ほどのアイデアの答えがSquareだったのです。

iPhoneでも、アプリを入れることでクレジットの決済ができるようになります。個人であろうと、中小企業であろうと、クレジットカードが使えるようになるのが、われわれの目標です。名前と住所だけ送れば、事業主にSquareの端末を送ることができます。無料で使うことができるわけです。

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CFOのサラ・フライヤー氏(左)が参加して、Squareのデモを披露。リアルタイムでチャリティー団体へ1000ドルの寄付が行われました

ソフトを開発する際には、単にクレジットが使えるようになるだけではなくビジネス全体に貢献できることを考えました。「Square Register」がPOSシステムです。無料でダウンロードできます。現金で支払いを受けても、クレジットカードで支払いを受けても、このソフトがあれば正確にPOS管理ができます。iPhoneやiPadの使い方は皆さんもうご存じですので、共感を呼んで受け入れてもらえました。

単に決済だけでもありません。ユーザーは素晴らしい体験ができるようになります。アメリカとカナダでは、420万の加盟店が、Squareを使うことで事業を拡大しています。

そして、本日から日本でも利用可能になりました。App Storeで「Square Register」をダウンロードして、使えるようになります。これはSquare単独でできるようになったわけではありません。素晴らしいシステムを短時間で作り上げることができるようになったのは、三井住友カードという素晴らしいパートナーがいたお蔭です。

20130523_square_004.jpgなぜ日本なのか。われわれは日本が大好きです。日本文化から多くのことを学びました。Squareの社員は必ず侘び寂びの本を読まなければいけません。われわれは冷たい支払いの部分に焦点を当てるだけではなく、人間が関わる部分にも目を向けているわけです。そして、日本からいろいろなことを学んでいます。99%が中小企業です。起業家にあふれた国です。いろいろな野心や夢を持っているわけです。小さいままでいいという企業もあれば、グローバルになりたいという企業もあると思います。その成長に合わせてSquareを活用していただけるわけです。日本にSquareを導入する理由ですが、ここに可能性があると信じているからです。ビジネスを伸ばしていくことに役に立てると思いますし、Squareの分析機能を使うことで、事業の状況把握が可能になると思います。

われわれが作っているツールは、個人事業主や中小企業だけではなく、グローバルな大企業でも使えるものにしました。スターバックスCEOのハワード・シュルツ氏から、われわれも使いたいというメールが来たときは驚きました。全世界でこれを使いたいが、まずはアメリカで使いたいという内容でした。昨年、アメリカのスターバックス7000店舗でSquareを展開しました。スターバックスが、ピアノの先生と同じツールを使っています。つまり、誰でも同じものが使えるわけです。

Squareは売り主、買い主、そして商業活動全体を考えています。クレジットカードの決済だけではなく、商業活動を簡単にしようと考えています。支払いというのはその一部でしかありません。商業活動はコミュニケーションにもとづいたものです。商業活動は、簡単でシンプルで、コミュニケーションのように、会話のようにしていく必要があります。


■質疑応答

Q. 島田社長に質問です。手数料収入について、どのようにお考えでしょうか。

島田:
手数料はドーシーさんと相談しまして、3.25%でやっていくことにしました。他社と比べると安いレートです。これはICTを駆使した自動化によって実現したものです。そのため、他社がついてこられるかが問題になってきます。われわれはコスト削減によって十分に採算がとれると考えています。


Q. 島田社長に質問です。三井住友カードは株主にNTTドコモがいます。協力することはお考えでしょうか。

島田:
カードリーダー、ライターを一緒に販売したり、dマーケットで一緒にやっていくなど、いろいろ考えられます。検討していこうということで、話し合いを進めているところです。


Q. Squareと三井住友カードの提携について詳しく教えてください。

島田:
われわれは1000万ドルを出資しています。これは日本の子会社ではなくて、Square本社への出資です。


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