グランズウェルの前では、「SNS」「マイクロブログ」「blog」もすべて「マクガフィン」でしかないこと
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河野さんからの推薦図書として
「グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略」
を読み進めております。
ちょっと分厚い系の本なので、半分ぐらいまでいったところで、
まとめがてらに感想を書いてみます。
基本的には、海外でのケースをベースに、
インターネットを使う消費者をどう捉えるかを話の筋として話をすすめています。
基本となる論調としては
「インターネットで話す人たちを止める事はできなく、コントロールもできない」
といった感じです。
その考えをベースにどう企業が、インターネットを使って発信、受信をする
消費者と向き合うべきかを議論している本書です。
インターネットだけでもうけようとする企業と、
インターネットを広告メディアとして使う企業がいるとして、
グランズウェルの概念的な部分を考えると、
普段自分が追っかけているインターネットの新サービスなどは、
後者の企業から見れば、「マクガフィン」でしかなく
「マクガフィン」の先にある
マーケティングストーリー全体を考える必要性があると読み解けました。
当然と言えば当然ですが、一頃の「セカンドライフブーム」といったものが
会った事を考えると「マクガフィン」の目新しさに目がいきがちで、
その先にある、顧客との対話と収益化をふまえたストーリー作りができない企業が
それほど多くないと考えられます。
発信する消費者とどう向き合うべきか、難しいですが、勉強なるテーマです。
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