中国の偽ブランド品取り締まりの抜け方の一例
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今日読んだ雑誌にタイとミャンマーの国境の町、
タチレクの偽ブランド品に出くわしたコラムがあった。
少し興味を引いたのはこんな話。長い話なので多少割愛気味。
店頭でソニーのCDプレイヤーが出ていた。
買ったらロゴのついてない商品が渡された。
指摘するとその場でロゴのシールを張った。店員いわく
「中国政府が知的財産権の保護の観点から偽ブランド品の取り締まりを強化しており、プレイヤーとロゴのマークを別々に輸入して販売時に張る。
他のロゴシールがよければPanasonicやNECもあるよ」
そもそもそのCDプレイヤー自体がSONYのものなのかすら怪しいこのお話ですが、
昔きいた、NASAとソ連のボールペンの話に通じるものがあります。
アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、
無重力状態ではボールペンで文字を書くことができないのを発見した。
これではボールペンを持って行っても役に立たない!
NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、
どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!一方、ソ連は鉛筆を使った。
ブランド品についての取り締まりが厳しくなったから本物を売るという発想より、
偽物+本物のシールを別々に売るという発想に立ち戻るしたたかさは、
見習うところも有るような無いような、、、。
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