webと融合するメディアに重要なのは信頼性&スピードのバランス?
昨日開催されました、RTCカンファレンス「メディアの今後」
に行ってまいりました。
詳細な議事録に関しては「チミンモラスイ?」さんを参照ください。
アイティメディア株式会社
ビジネスメディア「誠」編集長 吉岡綾乃氏
FPNニュースコミュニティ主宰
ブロガー 徳力基彦氏 (アリエルネットワーク勤務)
日本経済新聞デジタルメディア 編成本部 編成部
重森 泰平氏
上記お三方の貴重なお話を伺いましたが、
その中で特に強く感じたのは、
メディアとしての信頼性
メディアとしてのスピード
この2点が今後のメディアビジネスを大きく左右するのではないか?
ということでした。
一番印象的だったのは、重森さんの既存メディアの強みである
「信頼性」
「組織」
「ブランド」
と言う話だったのですが、すべてつまるところ、
「情報の発信者の信頼性」につながると思います。
オンラインメディアをその3点で分析すると、
「信頼性」 = webメディア 専門分野に特化したニュースサイトはそれなりに認知
ソーシャルメディア(blogなど) 玉石混合
「組織」 = webメディア多少はあるが、社会的には低い(記者クラブに入れないそうです)
ソーシャルメディア 多少の連携はあるが、ほぼ個人
「ブランド」 = webメディア オンラインユーザのみにブランドがある。
ソーシャルメディア ニッチブランド
こうして色々考えると、「オンラインメディア」は、既存メディアに
現行追い越すことが難しく思えてきます。
しかし、オンラインメディア(web、ソーシャルメディア)の両者は
圧倒的なスピードと言う武器があります。
情報がビジネスの成否を握る社会において、
この「情報の即時性」はかなりの大きな強みとなりえます。
既存メディア(新聞、TV、雑誌) = 信頼性
オンラインメディア(web、ソーシャルまとめて) = 即時性
として考えた場合、どちらかを取ってしまうと、
どちらかが欠けてしまうことになります。
(スピード重視すると信頼性に欠ける情報をだしてしまったり等々)
ここから先は、どちらかが優れてるではなく、
受けて次第と言う結果かなと考えます。
一般の人たちが情報に対してどんな価値観を持つかにより、
メディアの取捨選択が行われていくのではないでしょうか?
これからも一人の小さなメディアとして動向を見守りたいと思います。
「おまけ」
今回のテーマでちょっとまた面白ビジネスのアイディアができたので、
メモしておきます
ビジネスプラン名
「オー・マイ・ジャパン」
テーマ
「1億3千万人による情報のフィルタリングによる
世界への日本の情報発信」
ビジネスの仕組み
web、モバイルなどを介して
ソーシャルメディアのフィルタリングを行う。
現在、SBM(ソーシャルブックマーク)である、
はてブやライブドアクリップ、newsingがその役割を担っている。
大体において、そのSBMの主な利用目的は
「自分のための情報メモ」の共有を皆ではかり
「有益な情報を振り分ける」しくみとなっている。
そこで「日本から発信したいページはなに?」
と言うテーマで、あらゆるページに
投票できたら面白いんではないだろうか?
ランキングで、記事が投票されていくのは従来の方式とし、
その記事が上位の記事から次々に
「翻訳」され、世界へ発信されていく(著作権に関しては、、、後で考える)
そして、「世界からのその記事についてのコメント」
が日本語化され、次々に上位の記事についていく。
日本は、「日本語」と言う特殊な言語から
海外のwebを活用するユーザから
あまりソーシャルメディアの記事が読まれていないと思われるが、
blogにおける日本語の割合は、37%と世界一である→ソース
この「日本語blog」をうまくフィルタリングコンテンツ化し、
世界へ発信し続けて行ったならば、
「ジャパンソーシャルメディア」の集合体が、
世界のソーシャルメディアと融合し新しい価値を生み出していけるのではないんだろうか?
と、システムも何も考えずに、思想だけ考えて見ました。
とりあえず、マネタイズの仕組みなんかも含めて積めて考えて見ます。