nico.necoにみる可愛い携帯電話のポジショニングの妙
昨日willcomから新モデルとしていくつかの端末が発表されましたが、
その中でも特に個人的に引かれたのが「nico」の新しいモデルである
「nico.neco」です。
意外と、可愛いものに目の無い私が、
今回はこの「nico.neco」モデルを出した狙いについて考えていきます!
そもそものnicoと言う携帯電話のモデル自体が「pop」で「シンプル」をテーマにしており、
今回のコラボレーションも初めてではなく
今までビックカメラモデルとヨドバシカメラモデルなんてのが出ています→参照記事
ベネトンとコラボレーションしたモデルも同時に発表されましたが、
このniconecoモデルは、一味違います。
それは、携帯電話端末に最初からキャラクターがくっ付いている
(画像をみるとわかりますが、ほんとに猫がいる)
というのはかなりのチャレンジだったと思います。
普通に考えれば、まず、禁じ手の部分である本体に対して、
「猫」がくっ付いているんですよ!?
か、、、可愛いじゃないですか・・・
まぁ、そうではなくてですね、
いわゆる着せ替えケータイや、デコ電(スワロフスキーなんかをつけた携帯電話)
に比べると、確かに大きな変化ではないかもしれませんが、
最初からキャラがくっついていると言うデザインはまず、見たことが無い。
もしかしたらあったかもしれないですが、、、誰か知ってたら教えてください。
と言うか普通は端末に対し「オブジェクトを付け加えること」は、
お客さんの手にゆだねられていたところに
あえて製品を提案してきた「大胆さ」を感じられます。
この「niconeco」は「willcom」の「生活におけるポジショニング」
のセンスが光る作品だと感じさせます。
この「niconeko」をメインのケータイにする20歳~30歳の女性(公式で発表されてるターゲット)
は、そんなに多くないと思いますが、
二台目の携帯電話、いわゆる「無料通話」を目的としたセカンドマシンとしては、
これほどいいものは無いと思います。
なにしろ、「安くて」持っていて邪魔にならない「小ささ」
そして何より「ワンポイントの可愛さ」と言う三つの要素があれば、
家に電話を引くよりも、自宅にこの「niconeco」を置いておく女性が増えるんじゃないでしょうか?
いやー、、、うまくやったなぁ。。。と思います。
多機能に走らず、「シンプル」+「ワンポイント」でまとめた点に
私は凄く心を惹かれました。
携帯電話市場が飽和する中で、こうした「2台めにちょうどいい製品」に力を
入れていくことも、今後の携帯電話市場の新しい市場を開拓する上では重要かも
しれませんね。
セカンドケータイのキーワードは「シンプル」+「デザイン」なのでしょうか?
皆さんは今回の製品どう思われましたか?