SFAやCRMを確実に稼動させるために
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こういうシステムを作ったことがある。これは成功した。なぜ成功したと断言できるかというと、ユーザが自分だったから。
営業している中で、案件が出た。それを受注見込みデータとして登録する。その時、受注予定日を打ち込む。その案件の見積を出せたとき、見積提出日を打ち込む。受注できたとき、受注日と入金予定日を打ち込む。最後に入金になったとき入金日を入れる。これでおしまい。
データは一つで、打ち込んだ日付によってステイタスが次々と変わるのだ。そして打ち込まれた日付とTODAYの関係からさまざまな情報が得られる。
1.受注見込み月別一覧
2.提案中案件一覧
3.受注見込み月別一覧
4.当月受注一覧
5.入金予定一覧
6.未入金一覧
6.当月入金一覧
これだけで、経営側は相当安心できる。資金繰りが見えるからだ。ではこのデータを誰が入れるか。これを営業社員個人に任せるのではなく、中小企業なら社長が直接。大手でも課長とか部長が課員から聞き取って入力するのだ。少なくとも課長・部長の直接的な指示の元で特定の人が入力する。こうすれば、データの信憑性が相当保てる。
入力するとき、余裕があればデータを細かく入れる。そうすれば細かな分析にも役立つ。データ入力は最も大事な仕事なので、そこに細心の注意を払う。苦し紛れに適当なデータを入れると、もうシステム全体の信用がなくなる。それを避けるためには、責任者自らがデータの責任を負うということだ。
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