名も無きソフトを導入するために業界トップ企業の係長が考えたこと
感動的なお話が伺えた。
業界トップ企業の係長(当時)が次期基幹業務のフロントにBiz/Browserを採用するにあたって考えたこと。
Biz/Brows
erを採用すれば、C/S並みの操作性とレスポンス確保、運用に入ってからの保守コストの激減は、他社事例から確認できていた。
しかし自分の立場で社長まで説得するにはいくつもの壁がある。
問題は大きく2つ。
1.大手ベンダーはBiz/Browserを奨めない。
2.メーカであるアクシスソフトの経営は大丈夫か。
1.についてはこうだ。
それは当然だ、OSが変わるたびに新しいパソコンがOS付で売れたのに、売れなくなってしまうし、システムの新OS対応のための改修費用が取れなくなる。サーバも三分の一程度の台数で済んでしまう。ネットワークも従来の設備で間に合ってしまう。
そんなベンダーの都合に我々が乗る必要は無い!
2.についてはこうだ。
Biz/Browserを採用してすぐアクシスソフトが倒産しても、Biz/Browserが使えなくなるわけではない。少なくとも5年は使える。5年も経てば時代は変わる。その頃には新しいツールが出ているかもしれない。今採用するのに困らなければいいはずだ。しかもBiz/Browserはサーバと祖結合なので、サーバ側の資産は、いずれにしても守れる。
これがっ上司をを説得するときに強調した点だという。
しかしなぜBiz/Browserを信念をもって推せたかというと、それまでのシステム開発や運用の苦労が身に沁みているからだという。もしBiz/Browserを採用しなかったら今度どんなことになるか、その苦労を考えると、真剣に推さざるを得なかったのも事実だという。
Biz/Browserの採用の最大の障壁は、ユーザ企業の方式設計の責任者が、保身に走ることだという。会社のために行動できるか、責任をベンダーに押し付けるか、それによって決まってしまうという。
別のユーザのBiz/Browser採用責任者も言っていた。
Biz/Browserは世に出るのが早すぎたかもしれないね。ユーザに判断する力がなさすぎるのが問題だ、と。