パソコン自分史(13) 日本ユースウェア協会の立ち上げ
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株式会社片貝システム研究所を1983年に立ちあげ、数年経ったとき、会社案内を作ることになった。そのとき、そもそも何をする会社なのかと、デザインをしてくれたマディソンの桑澤氏から尋ねられた。パソコンの本を書いたり、アスキーが販売しているソフトのヘルプデスクの仕事をしたり、パソコンソフトの評価をしたり、講演したり、パソコン教室を開いたり、講師を派遣したり、などと言っているうちに、それを一言で言えということになった。ハードウェアでもソフトウェアでもない第三にウェア、そうだ「ユースウェア」だと突然浮かんできた。
それから、パソコンを誰もが使えるようになるにはユースウェアが大事と吹聴してまわるようになった。そして協会を作ろうという話になり、今は亡き藤森洋志さんやシーガルの桑山さん日本ビジネスブレインの志村さんなどに相談して立ち上げた。NECの高山さんなどは、すぐに賛同してくれ、NECは賛助会員になってくれた。業界紙も大々的に取り上げてくれ、あっという間に50社(個人事業主も含んで)くらいの団体になった。私が会長で、志村さんが事務局長を引き受けてくれた。ユースウェアとは「パソコンを使うための有料サービスです」と位置づけ、サービス料金体系などを決めていった。
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