万年筆:TwisbiとペリカンM800茶縞
実はだいぶ前に手に入れていたのですが、いろいろ忙しくてアップしていなかった内容です。
台湾製のTwisbiダイヤモンド580ALという万年筆です。私としては珍しく新品を購入しました。新品でも安いので、逆に中古品があまり出回っていないという背景もありますが。
綺麗な透明軸です。
ニブは残念ながら金ではありません。
このブランドの凄いところは、ケースの裏側に・・・
工具とシリコンオイルが付属しています。
工具はピストン部分を外すためのもので、このようにメンテナンスが自分でできるというか・・・自分でしなさいという感じなのです。私のように分解するなといわれてもしたい人にはとても素晴らしいコンセプトですねぇ!ペン先などパーツ単体での販売もされています。
Twisbiの万年筆は、ペリカンのM800を参考に作られているとかいう情報もあります。
580ALのALはアルミで、ピストンとペン先を固定する部分がアルミ製になっているバージョンです。おかげでそれなりに重さもあり、満足感がある感じです。
透明キャップなのでよく見えるのですが、ペン先は完全に封印される感じで、ペン先のインクが乾いて固まることはかなり防げる感じです。
せっかくの透明軸なのでインクは何を入れようかと悩んだのですが・・・近所の百貨店で一番は出そうな、ラミーのネオンコーラルにしてみました。軸の中で揺れるインクを眺めているだけで癒やされますね〜。ペン先は硬めで、書きやすいですがしなりは楽しめないタイプです。
ペリカンM800を参考に作られたといわれるTwisbiを手に入れたからには・・・
やっぱりM800も欲しくなったのですが、どうせなら茶縞と思ったら、2013年の限定販売で、新品ではほぼ見つからず、中古でも人気のようで、ようやく中古を手に入れました。
確かに軸はほぼ同じサイズで、仕組みも似ています。キャップのサイズはかなり違いますね。
そして、なんと!ピストンを外すためにTwisbi付属の工具が使えるのです!!
M800もばらばらにできます。まあ、このくらいの工具なら自作もできますが、万年筆の付属品としてついてくるのは嬉しいですね。
もっとも、中古といえどまだ新しいので、なんの手入れもせずに分解しただけでした・・・。
M800も時代によってペン先のバリエーションがあるのですが、これは2013年の限定品なので新しいタイプです。
M800はモンブランでいうと146と同じような位置づけなので、並べてみました。この146は1950年代のもので、その後のものに比べると少し長さが短いので、ほぼ同じサイズと言えるでしょう。
筆記状態だと少し長さの差が広がる感じですね。
さて、ペリカンは手持ちでは100Nがありますので、並べてみると、かなりサイズが違うように見えますが・・・
筆記状態にするとほぼ同じ長さになるのでした!
キャップのペリカンのマークは、雛が2羽と1羽の違いがあります。4羽からはじまり、雛の数以外にも様々なバリエーションがあります。
どちらもペンポイントはFなのですが、ニブのしなやかさがだいぶ違うので、書き心地もかなり違います。
M800、書きやすくて作りも良く、とても良いのですが・・・個人的には個性的なモンブランの方が楽しい感じですかねぇ。まあ、モンブランも新しいものはほとんど使っていないので何とも言えませんが。
せっかくの茶縞なので、茶系のインクを入れたいと考えているところです。
ペンを集めていじって終わりではなく・・・本来の目的は「字が上手になりたい」ということで、それなりに練習も励んでいます。いろいろなペンの書き心地を楽しむために、いろいろなペンで同じことを繰り返し書いているので、実は結構良い練習になっていて、手本を見なくても書ける文字も徐々に増えてきた・・・かも知れません。。