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プログラミングでメシが食えるか!?

今の自分を決めているのは、自分の思い込みの結果

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私の場合、SNSに依存していない方だと自分では思っているのですが、仕事の合間、たとえば、負荷試験を開始してしばらく待つ時間などに、気分転換を兼ねて、facebookのタイムラインを眺めたりすることがあります。実はかなり刺激を受けるような投稿があったりして、それを家族宛に知らせたりしていると、「なにで知ったの?」と驚かれることもあります。

そんな感じで最近いくつか「ほう」と思ったものに、「良い靴が仕事や幸せを連れてきてくれた」という話や「自分の性格はこうだから、というのは思い込みに過ぎない」という話題がありました。

ずいぶん前にこのブログで書いた気もしますが、私は小学生くらいまで肥満児でスポーツが苦手ないじめられっ子でした。当然、そんな自分が嫌いだったのですが、小学6年生の頃に、「痩せて運動ができるようになって、自分の考えを言えるように変わろう」と考え、まずは毎晩ランニングをすることにしました。それまでは、小学校のマラソン大会ではほとんどビリ近くで、母親が応援に来てくれるのも恥ずかしくて嫌だったくらいでした。

おそらく周りの人達にとっては、私が太っているかどうかはそんなに重要ではなかったのだと思いますが、私自身は「太っているから運動が苦手で、運動ができないから弱虫なんだ」と思い込んでいたのです。そこで、まずは「痩せて運動ができるようになる」ことが強い性格になるための基本だと考えてはじめたわけです。

先日、大掃除をしている際に子供の頃の通知表が発掘され、眺めていると、中1でマラソン大会100位くらい(120人くらい中)、中2で50位くらい、中3で30位くらいと、3年かけて人並みに走れるようになり、痩せてスマートな体型になったというよりは、贅肉が筋肉になってモリモリした体型になりましたが、だいぶ自信はついてきました。それもで、通知表では体育だけ5が取れず(4も取れていない)、先生のコメントにも「マラソン大会、がんばってのですがねぇ〜」と書かれていたのでした。

高校は進学校に進んだのですが、人と同じことをするのが苦手な性格のため(?)、勉強に興味がなくなりました。が、ランニングは続けていて、48kmの競歩大会では、1100人中で80〜120位くらいと、まずまずの走りで、高校の通知表を見ると、3年の3学期に体育で5がつきました(他がひどいので先生がおまけしてくれたのかも?)。体育会系の進学校、しかも男子校のおかげもあり、このあたりで弱虫な性格からはほぼ脱却できた感じでした。

さて、大学も遊びまくり・・・就職する際に母に頼んで「バーバリーのトレンチコート」をお祝いに買ってもらいました。一昨年くらいまで着続けたくらいのお気に入りでしたが、入社当時は先輩方から「こいつ、バーバリーのコートだよ」と嫌みを言われたものです。新卒でバーバリーのコートはいかにも不似合いだったことでしょう。そこで「バーバリーが似合う男になろう」と、仕事も頑張ったものです。その後、30歳頃でしょうか・・・あまりにもハードな仕事が続いていたときに「どうしてもロレックスの腕時計が欲しい」と妻に頼み込んで、毎月1万円(←訂正5000円だった気がします)ずつ返済するからと家計からお金を借りて買いました。今でも愛用していますが、仕事が辛いときに左腕をみて「俺はロレックスをしている男だ、がんばれ」と何度も救われたものです。

「自分にはこんなものは分不相応だ」と思って買うのを諦めてしょげているより、「これが似合う人になろう」と思って買う方がプラスの気持ちになることは間違いないと私は信じています。

何を書きたいのか良くわからない気もしますが、ようするに、「今の自分を決めているのは、自分の思い込みの結果であり、どうせ思い込むならよい自分をイメージすればいい」ということと「自分なりのダメな原因を見つけ、それを克服するきっかけを作れば全てが変わっていく」ということです。弱虫なのは運動ができないから、と考えて運動ができるようになれば弱虫を克服できると考えて頑張ればいいわけですし、自己満足ができるものを買って、それが似合う人になるように頑張れば変わっていくのです。実際は改善に直結しない行動だったとしても、変われるはずと思う気持ちが自分を変えてくれるのだと思います。「どうせ自分はダメだ」と思っていたのではいつまでも良くならず、むしろどんどん悪くなるのは簡単に想像できるのに、それでも変われないのはきっかけが作れないからではないかな、と思うのでした。

そんなわけで、いまだに分不相応なものを買い続けていますが、すべてはさらにアップグレードした将来の自分に繋がるもの、という言い訳ともいわれそうな考えのもとで、自己満足をしながら良い方向を考えていくのが一番という話でした。それに、自分にとっての良いものは飽きずに大事に使うので、長い目で見ればそんなに損はしないものだとも思います。

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