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プログラミングでメシが食えるか!?

仕事始めに話したこと

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当社は今日が仕事始めです。朝一番の朝礼で年始の挨拶として少し話をしました。

昨年を振り返ると、4月の消費増税までの駆け込み需要の後の落ち込みといった外的要因と、社内でのドタバタにより、個人的にはかなり守りが中心となる動きだったと感じています。守りにより失わずにすんだことが数多くありましたが、事業においては攻めこそ最大の防御ですし、私自身の思考パターンとしても、新しい物好きで、社内にいるより外に出る、というタイプですので、不本意だったとも言えます。

守りの成果により、不正接続検知のIntraGuardianシリーズは1万台突破と勢いを増してきましたし、ゴルフ練習場向けシステムも完全再開発した新ソフトが完成し、信頼性の高いハードと共に、一段と胸をはって提案できる状態となりました。事業者向けDHCPサーバのProDHCPもますます実績が増えましたし、バージョンアップと共にどんどん機能・性能も上がってきました。

しかし、どの事業にも製品にも旬があり、いつまでも手放しで売れ続けるものではありません。付加価値を高めていくことも大事ですが、それでも技術の変化・世の中の変化により、魅力がなくなるときは来るものです。その時になってから次を考えたのでは遅いのは言うまでもありません。

当社は技術者集団ですので、自ら新しいものを生み出すことができる反面、生み出すことをやめた時点で存在価値がなくなると考えるべきでしょう。

今年は再び攻める心を強く持っていこうと話をしました。

私のイメージでは、攻めが8割、守りが2割くらいで良いと考えています。もっと攻めが多くても良いかも知れません。なぜなら、ほとんどの人は攻めろといわれても守りに入るからです。攻めすぎくらいの意識ででせいぜい半々になるかどうかでしょう。もちろん、既存事業をしっかりと守ることも大事なのですが、そこはあまり心配していません。半年・一年経った時点で振り返ると間違いなく攻めが足りないとなるからです。

将来に向けたチャレンジをたくさんしておくことは、数多くの失敗を生むことでしょう。しかし、失敗からしか学べないことがたくさんあります。やってみた人にしか見えてこないことがたくさんあるものです。今年はそんなチャレンジがたくさんできる一年にしたいと考えています。

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