DHCP負荷テストツール資料の英訳をプロにお願いしてみた
当社では大規模DHCPサーバの「ProDHCP」という製品を長年販売しており、OEM供給でもかなりの出荷数があります。日本のインターネットを陰ながら支えてきていますが、「陰ながら」の表現通り、知名度が低いことが悩みの種です。インターネットを構成するハード・ソフトは基本的にはあまり公開されません。公開すると攻撃のヒントとなる可能性もあるためです。このため、ProDHCPも当社WEBサイトの「導入事例」で非常にぼかした表現で紹介しており、インパクトがありません。
ProDHCPのような、ターゲットが限定的な製品の場合、やみくもに広告を出せば良いというものでもありません。DHCPサーバの構築を検討する立場の方に知ってもらうためにはどうすれば良いのだろうか?ということで、いろいろと考えた結果、「DHCP負荷テストツールを無償公開しよう」ということになり、2014年10月31日に公開しました。DHCPサーバを検討する方なら、DHCPの負荷テストに苦労しているだろうから、という背景があります。製品より先にまずは負荷テストツールを知ってもらい、便利に使ってもらっていれば、選定する際に頭に入れておいていただけるだろう、という感じです。
さらに、DHCPは日本だけでなく世界中で使われていますので、「せっかくだから海外の方にも使っていただこう」ということになり、英語の説明を用意することにしました。これまでも、英語の資料や画面などは作ってきましたが、毎回自分たちで英語を考えてきました。しかし、英語が得意でない我々の言い回しは間違いなく英語を使う人達には読みにくいだろうとずっと考えていました。海外の方が日本語の説明を用意してくれても、あまり積極的に読みたくない日本語に我々が感じるのと同じことです。そこで、「プロの翻訳」で用意してみることにしました。
翻訳といえば、ブロガー仲間のマリコさんの会社「アークコミュニケーションズ」さんに相談しようと、マリコさんに相談したところ、すぐに進め方や見積の対応をいただきました。元原稿をしっかり見直してから翻訳を依頼し、さすがに読みやすそうに感じる英語で仕上がってきたましたので、専門用語のあたりだけ少しメンバーが調整して公開しました。
サポートサイト全体を英語対応するのはそれなりに大変なので、公開資料ダウンロードのページだけ、日本語と英語両方を掲載してお茶を濁しています。
さて、どれだけダウンロードされたか、興味があるところなのですが、全然統計を取っていない気が・・・。