事業の将来像
今日は一部のメンバー達と「どのような将来像を考えているのか」などを話しあいました。昨年からそれぞれの仕事が大忙しで、まずは目の前の課題・仕事をこなすことだけでも大変な状態でしたので、将来云々かんぬんの話をして、なおさら頭を使わせても仕方ないということもあり、あまり先の話はせずにきたのでした。
そろそろ仕事も落ち着いてきたので、あらためて今後どう進めるかという話と共に、将来像に関しても話し合ったのでした。
私が考える将来像は、大きなレベルでは「IT業界でも日本で作り上げたもので世界に出ていきたい」ということで、自分の著書でも書いていますが、「日本のIT業界はほとんどの製品を輸入し、それらを組み合わせて構築するだけ」「開発するのは業務に密接に関係したワンオフシステムばかりで、汎用的なものはほとんどない」「それらはほとんどが多段下請け構造で成り立っている」という状態から抜け出したい、あるいは、抜け出せることを実証したい、という意義があります。
私自身がプログラマーであり、モノ作りの楽しさ・やり甲斐などを良くわかっていますので、単に指示通りのものを作っておしまいの仕事ではなく、自分たちの得意分野でこだわり抜いて、広く世の役に立つ製品を出していきたいという思いを強くもっています。同時に、規模がものを言う多段下請け構造に組み込まれて終わるようなプログラマー人生にもしたくないと思っています。
製品作りには、「熱い心を強い意志で包んだ人間達」が必要です。幸い、当社にはそのようなメンバー達が揃い、経験を積んで育ってきました。各自が得意な部分で分担し合い、実現していくことができる状態になってきていると感じています。様々な過去からの課題は片付きつつありますので、そろそろ先に向けた動きを一段と加速させるタイミングだ!と確認し合ったのでした。