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プログラミングでメシが食えるか!?

中学生の夏休みの宿題

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すでに子供達は夏休みです。毎年夏休みの後半で宿題に追われているので、今年はとにかく前倒しでやるように言うと同時に、言うだけでなく、とっとと仕上げるコツを教えながらやってみようと考えました。

大体後に残る宿題は、自由研究のレポートや、美術・工作などでしょう。自由度が高い宿題ほど、考えるのが面倒なので後回しになるものです。しかし、仕事でも面倒なものほど先に目処をつけるのが重要です。そこで、自由研究をまず片づけることにしました。

自由研究というと実験や観察というイメージがありますが、自分が関心を持ったことについて調べてまとめるのでも良いのです。今どきの子供は興味を持つものがハイレベル(?)なので、そう簡単に実験したりできないものも多いものです。

息子に「何か調べてみたいことはないのか?」と尋ねると、いくつか出てきたものの中に「LEDについて」というものがありました。ちょうど社会的にも節電への関心が高まっていることなどもあり、興味を持った背景などもまとめやすいだろうということで、LEDに関してまとめることにしました。

まずは、「レポートのまとめ方」を説明し、「目的〜まとめ」まで、どういう流れでまとめるのが一般的かを教えました。

次に、「LEDに関して何を知りたいのか?」と尋ねると、「なぜ光るのか?」「なぜ消費電力が低いのか?」「色の違いはどうやって出すのか?」という感じでしたので、それらをどうやって調べるのか?と尋ねると、「インターネットで」と。まあ、今どきはググれば簡単にたくさんの情報を見つけられるので、それが基本なのでしょう。

LEDの仕組みはさすがにLEDを分解して観察してもまず分かりませんし、自分で半導体を作ることもできませんから、このテーマは基本的に実験ではなく調査です。明るさや消費電力を測定することすら、一般家庭ではまず無理です(さすがに私でも照度計は持ってませんし)。

インターネットでの検索は、今どきの中学生なら慣れたもので、MacBookAirを使わせても簡単に調べられますし、iPodTouchを使ってもスイスイ操作していきます。

レポートは図や表をできるだけ記載する方が、わかりやすさとボリュームの面で有利です。その辺のまとめ方のコツも指導します。

ここまでお膳立てしても、2日かかってまだ終わらないのですが、凝り過ぎのようです。とりあえず、体裁が整うレベルのボリュームでまとめて仕上げてしまえば良いのですが、調べるとどんどん楽しくなってWEBサーフィンを楽しんでいたり、あるいは調べてもなかなか情報が見つからない事項をいつまでも調べ続けていたりする感じです。まずは仕上げること優先で、他の宿題も全部終えてから気が済むまでやるように注意します。

こんな感じで、中学生の様子をみていると、自分が中学生だった頃との違いが意外と大きいことに気がつきます。昔はインターネットで検索など全く無理でしたから、調べ物は本が中心でした。自宅から世界中の情報を検索できるのとは雲泥の差です。一方、あまりにも多くの情報が出てくることから、目的の内容を探し出し、絞り込む難しさもある感じです。「LED 消費電力」とググると、ほとんど製品の紹介情報ばかりです。学校のレポートでは個別の製品の比較ではなく、一般的な比較が知りたいのですが、意外とそのような情報は見つからないものです。それにLEDはまだまだ進歩していますので、古い情報だとかなり現状と違っていたりもします。

今は情報化社会で便利と言えますが、一方で情報がありすぎて使う側のスキルも求められているものです。単純に今の子供達が「恵まれている」とも言えない感じがするのでした。

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