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プログラミングでメシが食えるか!?

大学のオープンキャンパスへ

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受験生の親としては、たまには娘の進学に関しても関心を持たねばということで(というよりは、昨日サイクリングを済ませたので、今日は家族サービス?)、大学のオープンキャンパスに付き添いで行ってみました。

私が学生だった頃のイメージでは、親が子供の進学とかに関与するとか、ありえないという感じでしたが、今どきは両親揃って3人で、という家庭も多いようで、ついていったら居心地悪いかな?と思っていたのですが、全くそんなことはない感じでした。

まずビックリしたのは、在学生の印象の良さです。最寄り駅を出るとすぐに声をかけてくれて、道順を丁寧に教えてくれるのですが、明るくにこやかで、お決まりの案内に必要な言葉以外に、自分なりの一言で和ませてくれる感じです。交差点ごとに数名の在学生が案内していて、皆素敵な笑顔とはきはきした応対でした。大学に着いてからも案内や受付は基本的に在学生。さらに在学生によるゼミの紹介のプレゼンなどもあり、やらされ感もなく、むしろ自分たちも場を楽しんでいるような感じでした。私の大学時代に照らし合わせると、「学生諸君も大学のアピールを手伝って欲しい」とか言われれば、「ふざけんなよ〜、こっちは学費を払って来てやっているのに、なんで大学の手伝いをやらされるわけ?」とひねくれた反応をしたことでしょう(ちょっとオーバーかな?)。そもそも大学側もそんなことを言うような雰囲気ではなかった気もします。

産学連携のアピールとして、ある企業の人がオープンスペースのようなところでプレゼンをしてくれていたり、教室ではいくつかのテーマの授業を受けられたりと、久しぶりの学生気分で楽しく参加してみましたが、今思えばもう少しまじめに授業を受けていても良かったな、と思うほど、今聞くと楽しめるものです。

一度社会に出てから再び学ぶ方が吸収できるという意見は多いようですが、私もそう思います。小学校からずっと学校に行き続け、勉強という行動に慣れてしまった状態で大学の授業を受けても、単位を取るために聞いておくか、という程度の気持ちでしたし(そもそも抜け出して聞いてもいなかったのですが・・・)、ありがたみが分かっていなかったのです。様々な社会経験を積んだ後に授業に出てみると、なんと恵まれた環境・・・と思えるものです。

電車での移動中などは、社会人の先輩として、世の中の仕組み、会社の存在価値、仕事の役割・種類などを語ってあげたり、大学での講義の内容は社会ではどう役立つ内容だとか、就職の面接とはどんなものか・どんな人を採用したがっているのか、などなど、こういうタイミングだと娘も聞く気になる状態ですので、いろいろ話をしなながら、少しは親らしいことをした一日でした。

子育てと同じで、社会経験もほとんどない子供達に進学のありがたみを理解しろ、と言っても無理な話ですが、それでも最近は一方的な講義ばかりではなく、学生側に行動させるようなカリキュラムも多いようですし、いろいろな刺激を受けながら大人への準備を進めて欲しいものです。

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