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プログラミングでメシが食えるか!?

仕事が進むかどうかは、動機付けがポイント

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今日は外出の予定がなかったので、自社でProDHCPの、冗長化の仕組みの機能追加と、ProDHCP自体の改善を行っていました。いずれも「いつかやらないと・・・」と考えていたことなのですが、ずっと先延ばしになっていました。時間があるときにじっくり考えながら改良すると、すんなり片付きますし、動作確認もしっかり行えます。

こういう仕事の仕方が良いということは分かっていながらも、普段は外出ばかりでまとまった時間が取りにくかったり、逆に時間があるとあまり気分が乗らなかったりで、意外とこういう進め方は苦手だったりします。必要に迫られて、燃えて一気に仕上げるタイプなのかもしれません。

勉強でも仕事でもなんでも同じだと思うのですが、やり始めるまでが大変だと感じています。面倒なことほど、やろうと思っても気が乗らないもので、なんだかんだと言い訳を考えて先延ばししてしまうものです。

私の場合、自分自身の意思が弱いので、こういうときには第三者の力を借りることができないかを考えます。例えば、今日進めたProDHCP関連の改善は、昨日お客さんのところを訪問して要望として聞いてきたことなのです。特に緊急で今すぐ対応して欲しいというわけではないのですが、会って話を伺うと「やっぱりやっておかないとな・・・」という気持ちになるモノです。ひとつ着手して片づけると、「ついでにこれもやっておこう」と気分が乗ってきて、一気に複数の課題が片付くものです。きっかけが大事なのです。

先日出版した「プログラムは技術だけでは動かない ~プログラミングで食べていくために知っておくべきこと」は、企画が通ってから出版まで実に3年近くかかってしまいました。いろいろと忙しかったのもありますが、書きながらどうしても気分が乗らずに行き詰まることが多かったのです。そのたびに編集の方が「仕切り直して進めましょう」と声をかけてくださり、お会いして数時間会話をしているうちに気分がまた乗ってくる、ということを数回繰り返しました。

実力の有無も大事ですが、おなじくらい「動機付け」が大事なものですね。

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