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プログラミングでメシが食えるか!?

標準化プロジェクトとWIDEプロジェクト

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今日は標準化プロジェクトのある会合に参加してきました。この会合の内容自体はまた別の機会に紹介するとして、その会合で久しぶりにWIDEでご一緒していた方とお目にかかれたというお話しでも。

私は2007年から2009年あたりまでWIDEプロジェクトにメンバー達と参加していました。きっかけは著書「プログラミングでメシが食えるか!?」で故itojunこと萩野さんと知り合い、プログラマー集団の尖った会社としてWIDEに参加しようよ、と誘っていただいたことでした。残念なことにその直後、萩野さんは帰らぬ人となってしまいましたが。

WIDEプロジェクトでは、「せっかく参加するのだから」と、皆で順番に発表会などの場で登壇し、ちょうど立ち上げたばかりのIT製品の話などをしました。残念ながら、アカデミックな感じの強いWIDEでは、既存技術の応用などはあまり関心を持たれず、IntraGuardianシリーズは「こんな抜けのある仕組みはセキュリティ対策として欠陥だ」とか、ProDHCPは「ISCがあるのに意味がない」と言われたものですが、実際は学術とは別のニーズからちゃんと売れたのでした。

まあ、そんなこんなで、本業が忙しくなりすぎて、WIDEの研究会などに参加する余裕もなくなり、2010年に離れてしまったのですが、WIDEでお付き合いのあった方々とは、意外と細く長く続いていて、今日も発表会が終わった後にご挨拶したら、ちゃんと覚えていていただけていました。

帰りの電車の中で、「最近の若者はこぢんまりしゃったかな・・・」という話になったりしましたが、当社メンバーは結構尖っている連中もいて、むしろ尖りすぎて扱いにくいくらいだ、と笑い話をしていたのですが、世の中の傾向と中小企業での採用はほとんど一致しませんので、いつの時代でも尖っている人はいるものです。そういうメンバーも楽しくやりがいを持って活躍できる場が少なくなってしまったのが今の日本かな・・・という気がするのでした。

また仕事の方で余裕を作ってWIDEとかに再び参加したりして、楽しい議論をしたりしたいものです!

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