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プログラミングでメシが食えるか!?

今さらながらハイレゾサウンド

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先週、「スマホの音質」というネタでブログを書きましたが、その後、いろいろやっているうちに、いくつか気がついたのですが、「娘のクリスマスプレゼントで買ったWALKMANは結構音が良い」ということで、普通に使ってもなかなかの音なのですが、さらにDSEE(Degital Sound Enhancement Engine)をONにすると、高域が補正され、高音好きの私好みのサウンドになることが分かりました。

そもそも、CDに始まった(?)44.1kHzのサンプリング周波数により、多くのデジタルサウンドは20kHzまでしか記録されておらず、CDが登場した当時から不満だったのでした。人間の耳は単独では20kHzも聞き取れるかどうかというレベルで、歳とともにどんどん高音は聞き取れなくなり、私は15kHzくらいまでしか聞き取れない感じだと思いますが、それでも倍音成分があるかどうかの違いは識別できるようなのです。

実際、手持ちのデジタルレコーダーで、44.1kHzと48kHzで録り比べると、どう聞いても48kHzの方が澄んだ音がします。

さらに、サンプリング周波数以外に、ビット長や不可逆圧縮など、音質を左右するポイントはいくつもあります。

興味を持って調べてみると、今どきはハイレゾ音源も普通にダウンロード販売されていて、PCM形式の他にDSD形式という、パルス密度で記録する方式でも販売されているということで、何とかその音を味わってみたいと思っていたところ、KORGのAudioGateというアプリでMacOSXで再生できることがわかり、やってみました。DSDをダイレクトにDA変換できるオーディオ機能はMacBookAirにはないので、PCM変換して再生しているのだと思いますが、同じ音楽でもPCMよりDSDの方が滑らかに聞こえる気がします。

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PCMかDSDかはともかく、44.1kHzと48kHzあるは96kHz,192kHzの違いはかなりあるので、普段もハイレゾサウンドを聴きたいものだと思って探すと・・・iPhoneアプリでもONKYOの「HF Player」というアプリで再生できることが分かりました。ただし、こちらもiPhone単体ではそのままダイレクトにDA変換できないので、変換しながら再生となりますが、それでもいい音です。

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ハイレゾ音源はそれなりにいいお値段なので(アルバム1枚分で3000円前後)そう簡単にたくさんダウンロードできませんが、とりあえず、大好きなブルックナーの8番を購入してみました。普段はヴァント+北ドイツがお気に入りですが、それのハイレゾはないので、朝比奈+大阪フィルのを入手しました。1980年の録音でアナログ音源なのです。アナログ音源の方が高域成分が記録されているのでハイレゾ化でそれを味わえるわけです。

どうせなら、我が家にたくさんあるLPレコードもハイレゾ録音して、普段もいい音で楽しみたいと、48kHz 24bitで録音したものを非圧縮で取り込んだところ、スクラッチのイズなどは邪魔ですが、透明感はやっぱりCD以上ですねぇ・・・。

さらにいい音で記録したいといろいろ調べると、我が家のVAIO-AにはSound RealityというDSDにも対応した部品が搭載されていて、DSD再生も録音もできるということが分かったのですが・・・あれこれいろいろインストールしすぎて、デバイスドライバがおかしくなっていてうまく認識できていないので、リカバリディスクで復活させ、OSなどのアップデートを行っているのですが、実に時間がかかり、週末まで録音できそうにないのでした。。

Wp_20140123_01_12_16_pro とりあえず、アップデートが一段落したので、PCMファイルを読み込ませてノイズ除去をしてDSDファイルに出力とかしてみています。MacOSXで使えるサウンド編集ツールも使ってみたのですが、ノイズ除去はとても処理が重たく、とても我慢できない感じでしたが、SonicStage Mastering Studioはなかなか快適です。

高音が綺麗に伸びた音でクラシックやジャズを聴いていると、さまざまな嫌なことから癒やされますねぇ・・・。と、現実逃避ばかりしていないで、やることがまだまだたくさんあるので、聴きながら頑張らねば。。

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