オルタナティブ・ブログ > プログラマー社長のブログ >

プログラミングでメシが食えるか!?

仕事では本音のお付き合いが大事

»

すでに種田君が書いていますが、昨日はIntraGuaridanシリーズの開発元・製造元・販売元の3社で会合がありました。定例ミーティングは担当者で先に終わらせ、その後、各社から社長も参加してミーティングをしてから懇親会・・・の予定だったのですが、「とっとと飲みに行って、飲みながら話しましょう」ということになり、そのまま懇親会へ。

今回の目的は、「製品に対する3社の温度差をなくそう」「状況を各社トップにも共有してもらおう」という感じで、担当者主導で企画されました。担当者としては「どんどん決めて製品を盛り上げたい」という思いがあるのですが、どうしても判断が必要な場面で「トップの判断を仰ぐ」というパターンになり、それが会社によって違うものの、なかなか具体的に進まないもどかしさを感じているという背景があります。

乾杯をした後、少し雑談をして、種田君から今日の会の趣旨と、仕事を進める上でやりにくい点の話がありました。が、なんとなく歯切れの悪い調子でしたので、「せっかくトップも揃っているんだし、もっと具体的に話しちゃえばいいじゃない。メールでは**さんの動きが遅いから毎回困り、**さんは切れそうになっているとか書いているじゃない。3社それぞれやりにくいと感じていることをぶちまけ合えば早いんじゃないの?」と、私がにこやかに種田君にふりました。その結果、皆言いやすくなって具体的な課題などが明らかになり、トップ3人もしっかり認識できたのでした。

私は公私ともに表面的なお付き合いは嫌いで、どんなときにも基本的には本音でお付き合いしたいタイプです。仕事では相手を選ぶことがある程度できますので、相性が良い方、会社さんと本音のお付き合いをすることが、良い仕事の基本だと考えています。実際にこれまで多くの方々とこのやり方で成功し、関係が続いています。

このやり方がうまくいかない心配があるのは「近所づきあい」くらいだと思っています。近所づきあいは基本的に相手を選べません。近所だからという背景でお付き合いをしなければならないからです。一度ご近所の方から旅行のお土産でチョコレートをいただきました。私がチョコレート好きだと知っていて、気を使って買ってきてくださったのです。数日後にその方とお目にかかったので「チョコレートありがとう!」とお礼を言ったところ「美味しかった?」と聞かれたと思うのですが、ついつい正直に「いまいちかな・・・」と答えてしまったと記憶しています。それを見ていた妻は青ざめ、しばらく関係が冷え切ってしまったものでした。私としては「チョコレート好きの私が美味しいと答えてしまうと、次にそのチョコレートを別の人にプレゼントするときに、美味しいらしい、と渡してしまうかも知れず、それなら正直に感想を伝えよう」と考えたのですが「近所づきあいでは『美味しい』と答えるのが常識でしょ!」と妻に叱られたと思います。このパターンでうまく行く近所づきあいももちろんあるのですが、近所づきあいは難しいものです。。

脱線しましたが、こちらが本音を話すと、相手も本音を語ってくれることが多いものです。私が一番嫌なのが、お互いに相手を勝手に想像し、やりにくい状態になってしまうことです。好きか嫌いかではなく、相手がどういう考えの人かがわかれば、よいお付き合いのしかたがわかるものです。仕事でもどうしても本音を出してくれなかった方を数名記憶していますが、やっぱり長続きしなかった気がします。

仕事ではプライベート以上につきあう目的がはっきりしています。仕事を成功させるためにはお互いの考えが良くわかっていることがとても大切です。相手の思いを知るためには、まず、自分の思いを伝えることが大切です。

Comment(0)