メールやSNSの対応は大変?
先日大里さんとのランチで話題になったことの一つで、「メールやSNSの対応って大変では?」ということがありました。
私の場合、仕事関連であれば、メールもSNSも基本は「即レス」です。なぜなら、「たまってしまうと忘れてしまうから」です。もともと整理整頓も苦手ですし、のめり込みやすいタイプなので、他のことを忘れてしまいやすいタイプですので、見た瞬間に対応してしまおう、という感じです。
「そうしていると、仕事が進まないのでは?」ということもありますが、私の場合、仕事も結構気分屋的な感じでやっているので、集中しているときは駄目ですが、本当の集中などせいぜい30分くらいしか持ちませんから、最悪でも30分遅れくらいで対応できます。プログラミングをしていれば、「コンパイルしている間」「動作確認を自動で走らせている間」「USBやCFなどに書き込んでいる間」「OSのリブート待ち」など、他のことができる時間も結構あります。
外出していても、iPhoneで頻繁に確認し、iPhoneで返信するか、長文になるときはMacBookAirを開いて、駅でもどこでも返信します。ただし、どなたかとご一緒している間は基本的にメールやSNSチェックはできるだけしません。その方に失礼ですからね。
出張中は海外でももちろん、家族旅行中や実家に帰省中なども、仕事鞄を持ち歩きますので、即レスします。
さらに、レスポンスの内容も、お付き合いの浅い方の場合は丁寧な文章に、そうでなくなるにつれ手抜き文章に、メンバーとかの場合はへたすると「一言」で返してしまいます。丁寧に書いて時間がかかるより、短文でも早い方が仕事では良い方が多いという考えです。
おまけに、普段ブログをはじめとして文章は書きまくっていますので、文章を書くことには全く抵抗がありません。読み直しなどまずしなくても、それほど失礼な文章になることはまずないと思っています。私の場合、このブログでもアップ前に読み直しはまずしません(なのでわかりにくい文章も多いのですが)。
このくらい徹底していると、あまりたまることはないので、メールやSNSの対応はそんなに辛いものでもないのです。
昔から、「自分の側にボールがある状態」が嫌いだったのです。自分はボールが来たらすぐに返すか他に回しておきたいのです。覚えておかねばならないこと、やらねばならないことは、頭にためておけばおくほど、頭の回転が劣化し、仕事が進まなくなります。私の場合は、どんどん処理してしまう方が頭がスッキリするのです。
以前、受託開発をはじめた頃に、仕様書を読みながらコーディングするさいに、仕様書で疑問点が出るたびにメールで質問を出していました。人によっては、「ある程度まとめてから質問してよ」と思うかもしれませんが、相手の人からは「小俣さんからのメールマシンガンが始まると、この案件の作業を始めてくれた、とわかるのと、どのくらいのペースで進んでいるかとかが良くわかるので、このままメールしてくれて良い」と言われました。疑問点を勝手な思い込みで進めてしまわないという点でも安心してもらえたようです。
「体裁を整えてからでないと、相手に失礼」と思う人は多いようです。例えば、「製品であれば、テストもドキュメントも全部整ってから渡す」「メールなどの文章も十分校正してから送る」「質問する前に無駄な質問でないかを自分たちで吟味してからする」など。しかし、私の経験では、たいていの場合、「相手はスピードの方が喜ぶ」と感じてきました。もちろん、それぞれあまりにもひどいレベルは論外ですが。結局、相手も「受け取ってから確認する」のです。相手も時間が必要なのです。なので、少しでも早く、細切れでも出てきた方が、相手側も時間の余裕があるものなのです。
ということで、体裁を気にして時間をかけるより、とっとと即レスしてしまう、というのが私のやり方です。そのかわり、文章だけで思い違いや失礼がないよう、できるだけリアルに会ってコミュニケーションを取り、「仲良し」になっておくことも気をつけているのでした。