「オフマイク一発録り」と「オンマイク多重録音」
今日はもともと地元ソフトボールチームの公式戦の予定で、病み上がりながらも人数が足りないということで、早起きして向かいました。ちゃんとウォームアップして、試合開始を待つだけ・・・と思ったら、前の試合の途中から雨が降り始め、
結局、試合開始時間くらいには本降りになってしまい、延期。。実は既に延期を繰り返していて、日曜日はかなり雨ばかりです。。
帰宅して、風邪をぶり返さないように少し休んでから、サイクリングにも行けないし、どうするかなぁ・・・と思っていたら、「そうだ、昨日オフマイク一発録りのことをブログに書いたけど、オンマイク録音のことも書かないとバランスが悪いな」ということに気がつき(だれもそんなこと気にしてないと思いますが・・・)、オンマイク録音をすることにしました!
せっかくなので、マイクは買ってからほとんど使っていない、コンデンサーマイク。
コンデンサーマイク用のファンタム電源供給のためだけに、ミキサー(本当はこの製品の売りはUSBオーディオデバイスですが)。
そして、マルチトラックレコーダー。なにも上のUSBオーディオデバイスがあればMacBookAirのGarageBandで多重録音できるのですが、初代MacBookAirで処理が追いつかずに痛い目に何度もあった経験から、やっぱり録音機器は専用機が安心で(というか、こちらも買ってからほとんど使っていないので、たまには・・・)。
オフマイク一発録りだと、右のデジタルレコーダー1個で済むのに、オンマイク多重録音だとこんなにひどい状態になります(いや、単に普段使っていないものを無理矢理引っ張り出してきて使っているから、という噂もありますが)。
さて、オンマイクでも一発録りはもちろん可能なのですが、ギターもボーカルもコンデンサーマイクで録りたかったのと、弾き語りでなく、ボーカルだけだと多少は歌もまともになるはずということで、多重録音にしました。とはいえ、伴奏はギター1本なので、単に、
・ギターを録音
・ボーカルを録音
だけなのですが、一応、この曲は最後にボーカルが重なるところがあるので、ボーカルは最後だけもう1回別に録音してみました。
多重録音だと、それぞれのチャネルごとにエフェクターを自由にかけられるので、ギター・ボーカルそれぞれケバケバしい色づけもできるのですが、オフマイク一発録りと比べやすいように、ギターは素のまま、ボーカルはボーカル用コンプレッサーのみで録音しました。
3チャネル録音したものをミックスダウンする際に、空間系のエフェクターをかけます。リバーブとコーラスを使いました。全部モノラル録音なので、空間系のエフェクターをかけないと真っ平らな感じになってしまいます。さらに、このマルチトラックレコーダーはマスタリングという工程ができて、エンハンサーとイコライザーで仕上げができます。
ということで、全ての加工はマルチトラックレコーダーで行ったままの状態で、動画にしてUPしたものです。
比べやすいように、昨日のオフマイク一発録りと同じ映像にしました(単に手を抜いただけ?)が、実は最後のRecorderの機材名のところだけちゃんと直してあります。
歌だけでなく、ギターも演奏に専念できるので、前奏とかも少し凝ってみました(その割に練習はしないのでいまいち?マルチトラックレコーダーなのだから、ミス部分だけ録り直せば良いと思うかもしれませんが、部分修正は嫌いなもので・・・)。歌も弾き語りよりは余裕を持って歌えている気がします。
さて、弾き語りでもうまく演奏するためには、もう少し覚えないと駄目なのだとわかってはいるのですが、なかなか暗譜は苦手で・・・。弾き語りだと、「歌詞」「コード」をいっぺんに目で追いながら演奏しますが、多重録音だと片方ずつなのでだいぶ楽なのですよねぇ。まだまだ修行が足りません。。とはいえ、弾き語りの方が気分が乗りやすく、細かいところはともかく、気持ちよく歌えている気もします。
マイク位置の違いによる音質の差も何となくわかると思います。オフマイクは音源から遠くにマイクを置くため、バランスは良いのですが、か細い感じになり、特にボーカルは線が細くなります。そのため、ボーカルはオンマイクの方が録音しやすいですね。今回はコンデンサーマイクを使ったので、オンマイクながらもやや繊細な感じですが、カラオケなどで使うダイナミック形のボーカルマイクはかなり口に近づけるので、低音が強めで、さらにポップノイズ低減のためウインドスクリーンが高音も多少減衰させるので、ますますオフマイクとは違う音質になります。アコースティックギターの録音は微妙で、オンマイクはマイクの位置によってかなり低音のバランスが変わるので、セッティングが難しいものです。オフマイクの方が気楽にそれっぽく録音できる気もしますし、エレアコなど、マイク内蔵ギターとエフェクターを使う方が録音しやすい場合もあります。
まあ、オンマイクで多重録音の方がこだわって仕上げることができる気がしますが、練習のたびにこんなに面倒なことはしていられませんし、ものぐさな私にはあまり向かない感じもします。。久々にマルチトラックレコーダーを使ってみたら、そもそも操作方法をすっかり忘れていて、説明書も引っ張り出してしまいました・・・。
ということで(?)、弾き語りの練習には、お手軽なデジタルレコーダーのオフマイク一発録りをお勧めします!うーん、こんなオタクネタ、誰も読まない気が・・・