日本人は意外と言われるのが苦手?「Up to you」
私は昔から引っ込み思案で臆病者でしたので、2000年に1回ラスベガスに行ったものの、この年になってようやくバンコクに(海外に・・・)積極的に行くようになれ、一人で言葉も通じない中、ホームパーティに参加してみたりできるようになったのですが(大したことではありませんけど)、今思えばもっと若い頃からたくさん行っておくべきでした。まあ、若い頃は本当にお金が無く(今でもありませんが)、それこそ独身時代はお昼に外食もできないくらいでしたので仕方なかった気もしますが。。
さて、40も後半のおじさんが海外に行って感じることはいろいろとあるのですが、外国の方と話をしていて気になることの一つが「Up to you」と言われることです。Up to youという言葉が気になるのではなく、そう言われたときの自分自身の気持ちが気になるのです。
私の感覚では、「あなた次第」というよりも、言われたときには「あなたが自分で決めなさい」と言われていると感じるのですが、日本ではあまり言われてこなかった気がするのです。
もちろん、進学や就職など、進路を決めるときにも親から「自分で決めろ」と言われたりしましたが、他人から「あなたが決めなさい」と言われることは、何となく日本では少ないのではないかと思うのです。
仕事をしていても、大抵は上司やお客さんから「こうしてください」と言われるので、自分からは「どうしましょう?」と言う人が多い気がしますし、街でカップルの会話が聞こえてきても「どうしようか〜」という言葉が多い気がします。
日本でその感覚に慣れていると、海外でUp to youと言われたときに、決断しにくいとかいうのとは少し違い、「私が決めちゃっていいの?」という遠慮の気持ちが何となく心に引っかかる感覚があるのです。まあ、私だけかもしれないのですが。それで、遠慮がちに「どちらでも良いのだけど、こうしようか・・・」と、煮え切らない返事をすると、相手は「本当は嫌なんじゃないの?」と思う気がします。
日本ではそもそも「決めなさい」と言われないのと、相手がどう思っているかを探りながら曖昧に「答えの案を出してみる」とやっているのが、海外の人からすると、結構違和感があるんじゃないかと感じたわけです。
日本では「決めなさい」と言われもしないのに「私はこうしたい!」と言っていては、自己主張が強いヤツだ、と思われてしまうかもしれませんが、海外では決めたくなくても「決めなさい」と言われる感じで、むしろ素直に「私はこうしたい!」と言う方が相手も「わかった」とすぐに動くことができるという感じなのかもしれません。
まあ、「海外では」と言えるほどいろいろな国の人と話しをしたわけではありませんが、鈍感なおじさんでもこんなことを感じるくらいなので、子供のうちから海外を経験しておくのは大事なんじゃないかと思うようになってきて、きちんと稼いで子供を海外に連れて行ってやらないとならんな、と珍しく親ばか的な気持ちを少し持ったのでした。。
さて、夏休み中に仕事ばかりで全然子供の相手ができなかったこともあり、先週に続いて今週も小6の息子を連れてプールに行ってきました。まだまだ暑いのに、公共のプールをはじめとして屋外プールはほとんど先週で営業が終わっていて、慌てて保険組合の補助で行けるプールを探して、車で1時間ほどの施設で、2時間くらいでのんびり2km泳ぎ、お風呂もたっぷり入って、食事をしてきました。移動中に海外の話をしたりしながら。。来年あたりには息子を海外に連れていき、いろいろ経験させてやりたいと考えてます!どうせ行くなら現地で同じくらいの年齢の子供とコミュニケーションをさせてみたいな、とかいろいろ考えているところです。