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プログラミングでメシが食えるか!?

久しぶりに高額なボーナスを支給!

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今日は当社の、夏のボーナス支給日。ここ数年、受託開発から製品開発販売への事業転換の影響と・・・そもそも受託開発が不景気だったことにより、出来高制を採用してきた当社では、ボーナスがゼロだったり、あってもそれほど満足な額でなかったりという状態が続きましたが、2011年下期に圧倒的な業績をたたき出し、今回のボーナスは久しぶりに高額になりました。

どのくらい高額かというと・・・おそらく、今年は社長の私より年収が多いメンバーが数名出るのではないかというくらいです(よく分かりませんね)。社長は年収固定にしなければならないので、ボーナスは一切ありません。その分は来年の年収に回る仕組みですが、来年がどうなるかは100%確実な話しではありませんので。。もちろん、2012年上期もかなりの業績が既に見込まれており、このまま順調に業績は伸ばしていくつもりでやっていますが。

給料の出所を知るには出来高制は効くが・・・」に書きましたが、出来高制はメリットも多いものの、デメリットも気になる状態になってきたため、今回のボーナス支給で出来高制は完全に終わります。ちょうど、よい結果のところで変えることができて良かったものです。すでに2012年上期から出来高制ではなく、リーダーを中心とした長期計画に基づく目標設定をベースに進めています。

今回のボーナスはメンバー達にとっては、もちろん、うれしいものだったと思います。しかし、待遇は仕事のやり甲斐にはそれほど貢献しない、というのが私の長年の経験で分かっています。当然ですが、もらえないよりはもらえた方がうれしいものです。しかし、それ自体がやり甲斐にはなかなか結びつきにくいのと、待遇ではモチベーションが長続きしないのです。

仕事のやり甲斐は、人によって様々であるとは思いますが、一番基本にあるのは「認められること」なのではないかと思っています。「社内で先輩から認められる」「お客さんに認められる」「業界で認められる」など、レベルは様々ですが、「自分が取り組んだことが結果につながり、それが第三者から認めてもらえること」これがやり甲斐になります。そして、どんどん認められるほど、より良くなろうとがんばれるものです。

両親が親族と雑談をしているときなどに、年配の方からは「生きた証を残したい」という話しを何度か聞きました。人は誰もが年を取り、一緒の終わりは必ずやってくるものです。「自分がなんのために生きたのか」「自分が何を残せたのか」ということを年と共に考えるようになるのかもしれません。まだ私はそこまで考えるより、今をどうするか、3年後をどうするか、10年後をどうするか、と考えることで精一杯ですが、一番「生きた証」を残せる可能性が高いのが「仕事」でしょう。人から言われた通りにこなす仕事では、自分の生きた証にはつながりにくいかもしれません。少なくとも私は、「この仕事をやって良かった」と思えるような人生でありたいですし、そう思える仕事をしていきたいと思っています。

社長になってから、様々な改革を続けてきたため、また、景気が悪かったこともありますが、業績はそれほど芳しくなく(悪いと言うほどではないものの)、私の年収は真っ先に下がり続けてきたこともあり、この数年、ボーナスシーズンは鬱でした。今年はメンバー達は大喜びだと思いますが、私は鬱です。。まあ、来年には、という思いもあるのですが、社長というのは、こういう面で考えても楽な仕事ではありません(ちっちゃい話しですみません)。

ということで、ちょうど日曜日からバンコク出張ですので、浮かれ顔のメンバー達と離れて、バンコクでしっかり気分転換してこなければ!

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