オルタナティブ・ブログ > プログラマー社長のブログ >

プログラミングでメシが食えるか!?

入社式

»

今年も入社式を行うことができました。入社式は基本的に、新卒採用者に対して行う場合がほとんどだと思いますので、大きな会社にとっては、入社式を毎年行うのは当たり前かもしれませんが、中小企業では、毎年新卒採用を続けている会社の方が少ないのではないかと思います。

N1

当社の場合、私が入社した頃は、毎年普通に新卒採用を行い、入社式をしてきました。普通というのは、学校に求人票を送り、学校や団体が企画する合同説明会などに参加し、応募してきてくれた、あるいは、先生に推薦いただいた学生さんの選考を行う、という感じです。最近はIT自体が一般化したこともあり、ITで飯を食うためには、普通に採用した人を育てる方式ではまず通用するレベルにできない、ということから、新卒採用に関してもかなり採用の方法を変えてきています。

誰もがITを使う世の中になったため、IT関連の勉強を学校でしたから、というレベルでは通用しない時代になった、ということです。特に当社のような中小企業では、ボリュームで稼ぐような仕事はできませんので、一人一人の実力で稼ぐしかないのです。逆に考えれば、実力を存分に発揮しやすいとも言え、腕に自信がある人にとっては、とてもやりがいのある仕事が多いという感じになっています。

このような背景から、当社の募集方式は「公募」というよりは、「売り込み」による感じになってきました。今年入社のU君は、「会社の採用ページをずっと確認しているが、いつになっても今年の募集に関する情報に更新されない。今年は採用しないのか?」と問い合わせのメールをくれました。我々としては、「公募はしない。できる人がいれば考える」というスタンスでしたので、あえて採用ページは更新していなかったのです。自分から売り込んでくれるくらいの学生さんなら会ってみようということで、すぐに会社に来てもらい、あまりにも立派な実力に驚き、「うちではもったいないのでは?知り合いに君が好きな分野に詳しい人がいるから紹介するよ」と、その人と会う機会をセッティングしたり(その方はU君の憧れの人だったようで、U君のためだけに来てもらうというのは恐れ多いと断られてしまったので、勉強会を開催してもらうから、交流会みたいな感じで来てみて、と工夫しました)した上で、当社に加わりたいと言ってくれたので、採用したという、かなり変わった流れでした。

N2
入社式では、社員証を貸与します。私が入社した頃はひねくれ者が多く(私も)、自分で成果を出すまでは社員証はつけたくない(自分の会社と思えないから)と、長いことつけずにしまっていたものですが、最近のメンバーはU君のように、望んで加わってくれる人が多いためか、皆最初からつけてくれているようです。

N3
入社式は、全社員が集まり、会長や私が話しをするという、会社全体としても1年に1度の貴重な場です。どんな話しがあったかは、次のブログで・・・。

U君の活躍が楽しみであると共に、彼の人生が楽しいものになるようにしなければという責任を感じた入社式でした。

Comment(3)