努力するタイプと要領が良いタイプ
今日は娘が、私の両親、妹、妹の息子を連れて保険組合の直営保養所に遊びに行っています。「連れて」というのは、保険組合に属しているのが娘なので、娘が引率者、ということなので・・・。妹の息子も娘と同じ年で、高校受験を終えた二人とも、今頃盛り上がっていることでしょう。
さて、私には二人子供がいて、娘(中3)と息子(小5)なのですが、性格もタイプも全く異なります。一言で勉強に関して言えば、娘は努力するタイプ、息子は要領が良いタイプ、でしょうか。まあ、まだ息子は小5なので良くわかりませんが。。
私は子供の頃、要領が良いタイプで、基本的に勉強はあまりしなくても良い成績でした。小4の12月に四ッ谷大塚進学教室の入塾テストを受けて、準会員に合格してから、勉強ができるようになったのですが、当時は四ッ谷大塚に入るための塾があったくらいの時代だったのに、私はクリスマスプレゼントのラジコンを早めに買ってもらえるという父の誘いに応じて試験を受けに行っただけであり、テストに向けた勉強は何もしていなかったのに受かったということは、まあ、もともとそれなりに勉強ができたのかもしれません。入塾後も勉強を頑張ったわけではなく、それなりにこなしていただけでしょう。
中学に入ってからは四ッ谷大塚パワーが炸裂し、ギターばかり弾いて遊んでいたにもかかわらず、学年2番の成績で、浦和高校に努力もせずに入りました。が、そのまま努力をしなかったというか、勉強に興味がなくなり、グレて落ちこぼれた、という感じです。要するに勉強に関して努力をした記憶はほとんどないのです。数学は一応好きでしたので、いろいろ本を読んだりしていましたが、その程度です。
一方、娘は中1で真ん中より下くらい(?)で、やる気もなく過ごしていましたが、中3になる頃から塾に通いながら、自分でもまじめに勉強を続け、先日志望校に合格し、さらに特進クラスとかいう、少人数のクラスにも合格しました。まじめに努力するタイプです。
私から娘を見れば、
・難問にチャレンジしないからレベルが上がらない
・分かっていることを繰り返すのは無駄
・勉強時間が長い割に・・・?
とか思っていたのですが、この調子でいくと、私より最終学歴は上になる可能性もある感じですね。
やはり、ウサギとカメの競争ではないですが、まじめにコツコツやる方が結局は良い結果に結びつくのかもしれません。
とはいえ、それは勉強の話しであり、仕事ができるかどうかはまた少し違うとも思っています。
仕事もまじめなことは良いことなのですが、仕事では自力で何とかする力や生み出す力も必要になります。もちろん仕事の種類によって必要な能力は違いますが、まじめなら良い、努力すれば良い、というものでもないのが仕事です。要領よく結果を出していったり、あるいは、人脈を築いて話しをまとめたりするのも大事な力になります。
ということで、娘の努力は素直に評価してあげたいところですが、人間努力だけじゃないぞ、と、息子の今後も楽しみに見ていたいという感じです。
そもそも、私の考えでは、「努力は好きかどうかにかかわらず一生懸命やること」であり、要領が良いというのは、「好きだからうまいことやってしまうこと」というだけで、どちらも何もせずにできるようになるわけではないのだと思います。努力するタイプはどんな仕事でもこなせるかもしれませんし、要用でいくタイプは好きな仕事ができるかどうかが分かれ目、かも知れませんね!