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プログラミングでメシが食えるか!?

「愚痴」は百害あって一利なし?

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このところ、説教臭い話が多い気がしますが、大体忙しい時にはこんな感じになる気がします・・・。

さて、今日は「愚痴」についてちょっと考えたことを書いてみます。

「愚痴」の意味は、「言っても仕方のないことを言って嘆くこと」とありますが、「言っても仕方のないこと」くらいならまだしも、実際には「言わない方がよかった」ということの方が多いのではないかと思います。

たとえば、仕事をしていて、自分に指示を出す立場の人に対する愚痴を、仲間や、あるいは身近な上司に愚痴ったとしましょう。聞いた人はどう感じるでしょうか。もちろん人それぞれだとは思いますが、反応としては、
・一緒になって「そうだよねぇ」と言ってくれる
・「それは君の方が甘いんじゃないの?」と諭してくれる
大体どちらかになる感じでしょうか。
しかし、どちらの反応だったとしても、聞いた人は「愚痴を聞いてよい気持ちになることはない」ということもまた事実だと思います。
さらに、身近な上司に愚痴ると、ひょっとするとその人は、さらに上の人にも「彼はこういうまずい考えを持っているらしい」と伝えるかもしれません。組織はチームワークがとても大切です。チームワークを乱すような言動はやめて欲しいと考えるのは、ほとんどの上司にとって共通の考え方でしょう。

結局、「愚痴」を言うと、「言っても仕方がない」どこではなく、「言うことによって自分の立場がどんどん悪くなる」可能性が高いと言えるかもしれません。

では、「不満は自分の中で抱え込むしかないのか?」ということになりますが、私はそうは思いません。「不満は相手に直接ぶつけるべきもの」です。当事者同士であれば、「愚痴」ではなく、「議論」になります。何らかの解が見つかるかもしれません。仮にそのままかみ合わずに終わったとしても、直接なので納得できることでしょう。

それでは、「愚痴」は全く不要なのか、というと、そうでもない気もします。愚痴の一つも口にしないような人は、あまりにも遊びのない人に見られるかもしれず、近寄りがたいイメージになるかもしれません。潤滑油としての、軽い「愚痴」くらいならよいかもしれませんが、少なくとも仕事に関係する「愚痴」を、関係者に対して言うのは、よーく考えてからにした方がよいでしょう。

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