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プログラミングでメシが食えるか!?

仕事のマルチタスク

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半期の節目を超えたところですが、忙しさは変わらず、まあ、暇なことを考えれば幸せと言えますが、全員大忙しです。

忙しいというのは、一つの仕事の密度が高くなったから、ということは若手の頃くらいで、大抵は、複数の仕事をこなさなければならなくなるから、でしょう。仕事のマルチタスクということになりますが、複数の仕事を問題なく進めることは、それなりにコツが必要です。CPUでいうところの、単にクロック周波数が高ければいいというものではない、ということですね。

複数の仕事を同時に進めるためには、どれか一つで悩み込むようなことは危険です。悩んで確実に解決できるのであれば良いのですが、どのくらい悩めば解決できるかが見通せない場合は、本当にその悩みに取りかかっていいかどうか、良く考える必要があります。悩み続けている間に他の仕事が全く進まなくなるからです。

ほとんどの仕事は他の人、たとえばチームのメンバーや、あるいはお客さんと関係しながら進めます。ある仕事が全く進まない状態というのは、他の人の仕事にもかなり大きな影響を与えてしまうことがあります。とくにクリティカルパス上の仕事を担当しているときには問題です。

逆に、自分自身の仕事の中でもクリティカルパスはあるもので、ある問題が解決しないと先に進まない課題があるものです。その問題が悩まなければ解決できない場合、いったいどうすればいいのでしょうか?

私は、難しい課題に取り組むときには、
・30分取り組んでみて駄目なら他の仕事を片づける
・余程頭が冴えているときまで手をつけない
・雑用を終わらせてから取り組む
・詳しい人に相談しておく
・全体が解決できなくても、他の人の作業に影響する部分だけ仕上げておく
という感じに考えています。プログラマー社長といえども、社長ともなると、相談事も多いですし、関与する仕事もたくさんになります。片づけなければならないことがたくさんある状態で、じっくり考える仕事に手をつけてもまず無理です。そこで、他の仕事を片づけてから、と基本的には考えるのですが、問題は、私の担当分が進まないと他の人が困るケースです。こういう場合は仕方ないので、完璧な解決はまずは諦め、他の人の作業が進められるように、形式的な部分だけでも仕上げておくまでやっておきます。

複数の仕事をスムーズに進められるスキルは、それなりに経験を積んだ人で、なおかつきちんと配慮をしている人でないと難しいのです。単に頭の回転が速いだけではうまくいきません。

さらに、忙しくなったときこそ気をつけなければならないのが、コミュニケーションです。進捗具合を関係者にリアルタイムに伝えておくことができれば、手が空いた人が代わりに進めてくれるなどのチームプレーができますが、なんの情報も伝えなければ、誰も手助けのしようがなく、期日になって関係者が唖然!ということになってしまいます。周囲を安心させるためと同時に、周囲からのサポートを得るためにも、進捗具合を常に伝えておくことはとても大切です。

責任感の強い人ほど、自分で「抱え込んでしまう」傾向があります。自分が何とかします、と、良い心がけなのですが、結局何とかならなかったことを考えると、あまり褒められるものでもないのです。「自分で何とかしようと考えているが、周囲も巻き込むことも忘れずに」ということですね。

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