オルタナブロガーミーティング:社会貢献3.0の時代「島ナイチャーの沖縄探訪」
今日はオルタナブロガーミーティング。今日もハードスケジュールだったのですが、オルタナデビュー依頼ブロガーミーティング皆勤賞の私としては意地でも参加と、頑張って仕事を片づけ、参加できました。
今日の講師は沖縄の一瀬さん。
社会貢献3.0の時代「島ナイチャーの沖縄探訪」
というお題です。一瀬さんの新たな取り組みで、聴覚障害の方へのサービスの紹介でした。聴覚障害の方のコミュニケーション手段としては、手話や筆記での手段を思いつきますが、一瀬さんの取り組みは、携帯電話を利用して、音声を電話経由でセンターに送り、その場で数人でキー入力を行い、それを携帯電話に文字として表示させるという方法です。
音声を聞きながら入力するのは、話すスピードにもよりますが、普通のスピードで、一人で打ち込むのは無理だそうで、二人から四人で打ち込むのだそうです。それによりリアルタイムに文字情報として聴覚障害者に送り、リアルタイムのコミュニケーションを実現するということです。
音声認識システムの活用も検討されているそうですが、私も仕事で少し関わったことがあるのですが、音声認識は話し手の癖を学習させないと認識率が上がらず、なかなか汎用的に使いにくいものです。一度システムに学習させた人に聞かせて、そのまま話して認識させる方法もあるのだそうです。
個人向けの翻訳はコストの関係からもボランティアに頼ることが多いのだそうですが、一瀬さんは継続的なサービスが提供できるように、BtoBで事業化し、BtoCはできるだけコストを抑えて提供したいと取り組んでいるそうですが、なかなか課題は多いようです。
実際に一瀬さんのプレゼンは、そのまま沖縄のセンター経由でWEBブラウザに表示しながらというデモもあり、入力のスピード感もなかなかでした。
WIDEプロジェクトの合宿などでは、プレゼンは二人議事録係を選出し、二人のPCの画面はリアルタイムにスクリーンに投影されており、プレゼン終了と同時にメール配信されるという感じでしたが、あちらはポイントのみ箇条書きという感じでしたので、通訳とはだいぶ違うものと言えるでしょう。とはいえ、聞くだけでなく、同時に記録も取られていくというのはなかなか便利なものでした。もちろん、WIDEプロジェクト参加者はそもそもキータイピングも速い人が多いので、リアルタイム性も高いのでした。
ITを社会貢献に、ということで、携帯電話を活用した情報保証サービスは、なかなか新鮮で勉強になりました。技術的には既存のものだけで目新しいものではないのですが、どう活用するか、どう社会貢献するか、という発想が大事ですね。