できると思って取り組めば、大抵のことはできる!
先週の土曜日に発売になった最新の著書は、一応、それなりに売れているようで、先ほど見たところ、
こんな感じでした。
過去の本がどうだったかなど、覚えていないものの、まあ、全く売れていないわけではないと思います。。
私が最初に本を書いたのは、2000年で、その時に出版社の方からいただいたメールはこんな感じでした。
「
Webページで公開されているC言語講座を拝見いたしました。
とても有益な情報ですね。特にUNIXに即したC言語解説をさ
れているところに注目しました。
・・・
と、前置きはこれくらいにして、小俣さまに上記内容の書籍を
執筆していただきたく、メールを差し上げました。Webページ
を拝見して、書籍を執筆する力量は十分持っていらっしゃると
感じました。
いかがでしょうか? ご興味を持っていただけましたら、お返事
ください。詳しいことをご相談したいと思います。
」
すぐに返事を差し上げ、お会いして、「やらせてください!」となって、4ヶ月後には発売となったのですが、著書を出せるなんて思ってもいなかった私でも、できると思って取り組めばできたのです。それからほぼ1年に1冊くらいのペースで書いてきましたが、あのとき「書いてみよう」と思わなかったら、今の私は全く違う状態だったと思います。
同じように、弊社のIT製品開発販売事業へのチャレンジもそうでした。受託開発でそれなりの利益を出していた当時、私はせっかくのノウハウを製品という形態で会社ホームページに載せたり、カタログを作ったりしてアピールしていました。それ自体が売れて儲かるということはほとんどなかったのですが、続けていたところ、製品開発販売をやりたいというメンバーが新卒で集まってきたのです。彼らと試行錯誤を繰り返しながらも、「とにかくやってみよう、動いてみよう」と、事業として立ち上げ、さらに、「アプライアンスの方が売りやすいだろう」ということから、組み込み用のハードの選定や仕入れなども挑戦してみました。広報もまさに手探りでやってみましたし、販売店さんとのお取引も試行錯誤の連続でした。それでも、不正接続対策のIntraGuardian2は2000台を突破し、回線遅延シミュレータのEthdelayシリーズも技術系としては「どこで使っているの?」と思うほどの出荷台数となり、高性能DHCPサーバのProDHCPも大手プロバイダーで稼働を続けるような成果が出てきました。こちらも、「どうせ無理だろう」と思っていたら、決してできなかったことです。
物理的に無理なことは、できると思っても無理でしょうけれど、ビジネスや個人のスキルアップなどは、ほとんどの場合「できると思って取り組めばできる」ものだと思っています。頑張って続けていれば、徐々に仲間や応援が集まってきて、いつの間にか成果につながっていくものだと、私は経験的に信じています。
今現在、私自身も、事業も、会社も、メンバー達も、どんどん新しいチャレンジをしているところなのですが、本人達が「できると思って」やっていれば、必ずなんとなかなると思っています。「自分たちを信じ、楽しみながら前向きに続けること」が成果へとつながるただ一つの道だと思っています。