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プログラミングでメシが食えるか!?

回線遅延シミュレータの活用例

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今日は久しぶりにサードウェアさんを訪問してきました。サードウェアさんとのお付き合いはかなり長く、大きな仕事でご一緒したりということはないのですが、ずっと情報交換や技術交換をしながらお付き合いしています。

今日訪問したのは、サードウェアさんにお使いいただいている、回線遅延シミュレータEthdelayの特殊版(EthdelayProが登場する前でしたので、特別に普通のLinux機にインストールして使っていただいていたもの)が、HDD故障とのことで、再セットアップしに行ったのですが、ついでにどんなことに使っているかを教えていただきました。

サードウェアさんではDRBD(Distributed Replicated Block Device)をずっと扱っていますが、その性能評価に使っていたそうです。DRBDとは、ブロックデバイスをネットワークを通じてリアルタイムに複製するためのシステムです。データの同期やデータベースの同期など、幅広く活用できます。

最近ではディザスタリカバリ (disaster recovery)が注目されていて、DRBDもローカルネットワークで使うというより、遠隔地でデータを同期するのに使われたりするのですが、遠隔地との通信で影響が大きいのが、回線遅延です。とくにTCPの場合は回線遅延は非常に大きな影響が出ます(この記事などで書きました)。DRBDでは圧縮機能などを使うことにより、回線遅延の影響を抑える効果があるということを、実際に数値で示すのに、Ethdelayを使っていたのでした。Ethdelayは簡単に回線遅延を変化させて実験することができます。

結果をグラフ化して示すことで、システムの効果が一目でわかるようになるので、非常にアピールに効果的ということになります。実際にDRBDはとても効果があるという結果が出ています。

実はサードウェアさんに使っていただいていたEthdelayのエンジンのバージョンは少し古く、その後、高性能化も行っていたので、エンジンは最新版に入れ替えました。旧バージョンでpingの往復遅延を見ている最中にエンジンを入れ替えたところ、回線遅延が劇的に短くなったので、喜んでいただけました。

その後、最近のIT業界のお話しをしたりしながら、楽しく情報交換をできました。災害対策などで回線遅延の影響を検討したいというニーズは増えるだろうということで、Ethdelayシリーズもますます多くの場面で役立ってくれればと考えています。

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