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プログラミングでメシが食えるか!?

忙しそうな人=仕事ができる人?

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忙しいことは良いことなのでしょうか?

たとえば、ちょっとした相談事を持ちかけたときの反応として、
・「今、いっぱいいっぱいだから無理。」
・「いいですよ、今すぐ相談しましょう。」
どちらが仕事をできる人でしょう?

あるいは、ある会合があるので、参加できる?と声をかけたときに、
・「無理です。やらなければならないことが山積みで・・・」
・「わかりました。すぐに他の件を調整して、参加するようにします。」
どちらが頼りがいがあるでしょう?

昨日の記事の内容もそうなのですが、そんな極論や理想論ばかり言われても、現実はそううまく行かない、と言われそうですが、それでも人によって違いは明確にあると感じています。

忙しい人は本当に仕事ができる人なのでしょうか?

私はむしろ逆のケースが多いのではないかと感じています。やることがたまっている人は、
・前倒しで片付けておこうとしていない
・自分で仕切らず、相手の言うがままになっているから、自分の時間をコントロールできない
・忙しそうにしている方が仕事をやっているように見えるだろうと思っている
・思い込みで仕事をしていて、勘違いが多く、手戻りが発生しやすい
など、仕事が多くて忙しいのではなく、自分の仕事の進め方が悪いことも多いのではないかということです。

もちろん、本当に忙しいこともたまにはあるでしょう。仕事は相手があるものですから、急に今すぐの対応ということもあります。しかし、ずっと忙しいというのは自分の調整不足もあるのではないかと思うのです。

さらに、忙しくなる原因として、
・自分が得意な仕事で勝負していないので、毎回違うタイプの仕事を回され、そのたびにゼロから調べたり試行錯誤したりしなければならない
ということもあるでしょう。

目の前にある仕事は、いつかは片付くものです。片付いてから次にどうするかを考えていては、隙間ができてしまいますし、次の準備ができません。次のことだけでなく、長期的なことも考えなければならないはずです。本当に仕事ができる人は、目の前の仕事はとっととケリをつけ、長期的な取り組みや、あるいはチャンスが来たときにさっと動ける人だと思います。

結果をどんどん出しているのに、普段は仕事をしているのか遊んでいるのかわからないくらいの人が、実は一番仕事ができる人なのではないかな?と思っています。

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