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プログラミングでメシが食えるか!?

高性能DHCPサーバ:ProDHCP大人気!

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このところ、高性能DHCPサーバ「ProDHCP」が大人気です!
まあ、大人気といっても、何十本も出ているわけではないのですが、スタンドアロン構成の80万円〜冗長構成の140万円(税込みで)をかけてDHCPサーバを構築するという、商用サービスが中心の需要と考えると、結構なお問い合わせの数になっています。実はお問い合わせのきっかけは、このブログというケースも多く、うれしい限りです!

ProDHCPはソリトンシステムズ:Net'Attest D3へのOEMをはじめとして、大手ISP様や官公庁関連様、さらに大手企業様に採用いただいていて、フリーソフトも一般的に使われているDHCPサーバに対して、なぜProDHCPを採用いただいているかというと、

・大規模運用での性能、安定性
・大規模運用での設定反映のスピード
・スピーディなお問い合わせ対応・解析
・柔軟な機能追加対応

というあたりがポイントのようです。もともと開発のきっかけは大手ISP様向けの案件でしたので、当初から性能・安定性・設定反映スピードなど、技術的な課題はクリアーするために作りましたので、対応できていて当然ですし、自社で開発していますから、お問い合わせ対応や解析が素早いのも当たり前、機能追加などのご要望に対応するのももちろんやりやすいのです。

他にも、ソフト製品なので、ハードも含めた保守費や、入れ替え時のコストもメリットが大きい点や、構成の自由さもポイントだそうです。不正接続検知/排除システム「IntraGuardian2」などのように、アプライアンスの方が使いやすい製品もある一方で、ソフト製品の方がマッチする場面もあるものです。

さらに、価格の安さがポイントらしく、価格を決めた当初は、実績もあまりないし、まあ、80万円くらいが良いところでしょう、と知り合いの方などの意見も参考に決めたのですが、実は性能の割にとても安い、ということが後になってわかってきたというところです。ProDHCPは管理アドレス数やセグメント数に限らず、1ライセンス80万円で使えます。一般的な商用DHCPサーバは規模が小さければ安いものもありますが、10万アドレスくらいになるとかなり高くなります。ProDHCPは1サーバで50万アドレスは楽に対応できると考えていますが、実は100万アドレスでも300万アドレスでも使えないことはないのです(性能はもちろん量によって落ちますが)。さらに、DHCPでは一般的に、使われる端末数よりも割り当て可能数をかなり大きく設定しますので、設定アドレス数でライセンス課金する製品だと非常に無駄が多くなってしまうのです。

下手をすると、10倍以上安いのだそうですが、値上げはせずに、このまま行く予定です。より大規模向けなIPv6版のProDHCPv6はアドレス数によってライセンス料金を変えますが、それでもお買い得だと思います。

あまりにも安いので、メンテナンス用にソースも欲しいというケースも出てきました。ソースも用途をメンテナンス用と限定していることもありますが、これまた安すぎるといわれていますが、自分で作っていると、なかなかそんなに高値に出来ないのですよねぇ。自分で作ろうと思えば作れるわけですから。もっとも、私を一人雇ったとすると1年給料を払うだけでもかなりの金額になるので、買う方が安いということはわかりますが。

さらに、構築のサポートも、ある程度の実費はいただきますが、変換ツールを作ったり、設定ファイルのひな形は発注いただく前に提供していたりと、サービス満点です。もっとも、これには理由もあり、冷たいサポートをして後から山のようなお問い合わせをいただくよりも、最初から丁寧にサポートして、スムーズに構築していただく方がこちらも楽なのです。

ということで、相変わらず儲けるのが下手なのですが、自分たちが作っているものが社会の役に立っているということでも、かなりの満足感を得られますし、そのような実績と評価をベースに、さらに大きく羽ばたいていきたいと考えています!

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