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プログラミングでメシが食えるか!?

甘やかしてはいけない!

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今日の社内ミーティングで、社内の問題点として、
「やるべきことができていない」
「やった後に報告ができていない」
といった議題が出ました。その程度は部署によってだいぶ違うのですが、なぜできないのだろうか、ということを話し合いました。

「できるようになるまで、リーダーがやらせ続けなければならない、躾けなければならない。」

「リーダーはそんな次元の低いことに頭や時間を使うべきではない。」

など、様々な議論が飛び交いましたが、最後の方で経理担当者から、

「そもそも、月末最終日までに勤怠の情報をまとめておくように、と指示していることもできておらず、毎回経理が確認して回っている。」

という話が出たときに気がつきました。

「甘やかしているから、できないのだ!」

ということです。やらなくても、何とかしてもらえると思うからやらないのです。親と同居していると朝、自分で起きなくても親が起こしてくれるというのと同じことです。

「今後、経理から不足情報を聞いて回るようなことは一切しないこと。集計時点にある情報だけで集計するように。」

ということにしました。極論すると、有給休暇の届けが出ていないのに、出勤の記録がなければ、欠勤扱いとする、ということや、各部署ごとの手当も、期日までにまとまったものが提出されていなければ出さない、ということになります。

よく、「中小企業の社員の意識レベルは大手企業に比べて低い」と言われますが、実はこういう些細なことの積み重ねでそうなってしまっているのではないかと感じています。大手では何万人もの社員がいるわけで、いちいち経理が聞いて回ることなどしていないはずです。この点に限らず、中小企業は社員数が少ないために、きちんとやっていなくても、なんとかしてもらえることが多いのが問題なのではないかということです。

技術力があれば良いというものではありません。仕事はお客さん、あるいは会社同士の連携で成り立つものです。やるべきことができていない状態で、うまくいくわけがありません。

あらためて、「甘えの徹底排除」をおこない、メンバーが自らきちんとする、という意識にしていかねばなりません。

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