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プログラミングでメシが食えるか!?

当社企画担当の稲川さんのブログ開始!

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私のブログでもたびたびマーケティングの話題などで登場する、企画のIさんこと稲川さんが、オルタナティブ・ブロガーとしてデビューしました!

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何度か紹介した気もしますが、あらためて稲川さんと私の出会いのあたりから書いてみましょう。

稲川さんは、当社に特注CADシステムの開発を依頼してくださっていたお客様の会社に、その開発プロジェクト2年目くらいで入社し、そのプロジェクトのお客様側担当になった、ということで出会いました。その後長いことそのプロジェクトを通じて私や、他の当社メンバーと深いお付き合いを続けていました。

理系の大学卒で、仕事も技術よりの仕事を担当していました。その会社で技術的な仕事を一通り経験したころに、「ちょっとご相談が・・・」ということで、私の自宅の近くで話をしました。「技術の仕事は一通り経験できた。次は営業の仕事を経験したい。外資系のやり方も経験したい。自分の考えはどうだろう?」という感じの相談だったと思いますが、私は「それは視野が広がるし、良いと思う。今の勤務先ではそういう経験はできないだろうから」と答えたと思います。

その後、実際に外資系の会社に転職し、英会話の勉強を始めたかと思うと、経済の大学院に行くことにしました、と、社会人向けの大学院にも通い始め、勉強熱心ですばらしいと感心していました。

さらに、「今度は経営の大学院に行きます。しかも日中の、普通の大学院生として。」ということで、仕事は辞めて、大学院に通い始めるとのことで、ビックリ。それなら、大学院が始まるまでの間、当社のプリント基板関連の事業に刺激を与えて欲しいと、3ヶ月くらい当社の社員としてきてもらいました。大学院が始まった後も非常勤ですが、継続して当社の支援をしてもらってきました。IT関連事業もちょうど製品開発販売を立ち上げた頃で、経済や経営の知識を持つ立場からの視点で多くのアドバイスをもらってきました。さらに現在は経営の修士を取った後、博士課程に通っています。

当社は技術系の会社で、メンバーもほとんどがエンジニアです。モノ作りは得意でも、事業として成功させるためには技術系の能力だけでは上手くいかないものです。しかも、メンバーたちは各分野でそれなりのこだわりを持った、パワフルなメンバーたちが揃っていますので、自分の考えもそう簡単に曲げません。そんな中、稲川さんが、多くの知識や情報を元に、事業として考えるべきポイントを指摘してくれるのはとても重要なのです。

稲川さんの尊敬できる点は、知識や情報の豊富さだけでなく、自分にも他人にも厳しい点です。引っかかる点を放置したりせず、ズバッと指摘します。自分に甘い人が厳しい指摘をしていると、指摘された方もムカッと来るものですが、自分にも厳しい人なので、指摘された方も素直に聞けるものなのです。

そんな感じで、ある意味私と正反対性格の持ち主である稲川さんには本当にいろいろと助けてもらっています。私が彼に提供できているのは、おそらく発展途上にある流動的でパワーのある組織の現場くらいでしょう。大学院でどれだけ学んでも、実際の事業でドタバタしている状況は経験できないでしょうから。

この先、当社だけに留まっているような人ではないということは分かっていますが、長く良い関係を続けていきたいと考えている人です!

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