真空管アンプ
先日入手してすっかりお気に入りのギターアンプ「STAR NOVA-110」のために、オークションでビンテージものの真空管をGETしてみました。
この写真で一番大きな真空管が出力管の6V6で、それを交換してみようという感じです。
元々ついていたのが、ロシア製のエレハモの6V6GTで、今回入手したのはRCAの6V6GTYです。2本セットで入手しましたが、微妙に形状が違い、製造時期や製造工場が違うのでしょう。
さっそく差し替えてギターを弾いてみましたが・・・まあ、何となくすっきりした音に感じる気がするものの、精神的なものかも知れません。。まあ、そんなものです。それでもRCAということで満足できるので良いのです!音を変えたければどちらかというと初段の12AX7を交換した方が変わるかも知れません。
我が家のオーディオ用パワーアンプは、300Bのアンプなのですが、この初段は6SL7で、6SL7の高信頼管5691を使ってます。この色で分かるように・・・
RCAの5691なんです。これは当時相当欲しくて、結構高いのを無理して買いました。もっとも、出力管のWE300Bの方がはるかに高いのですが。RCAが2つ揃って見ているだけで満足なのでした!
オーディオアンプだと真空管の違いはとても良く分かるのですが、ギターアンプは微妙ですね。歪ませたりしますし、スピーカーもそんなにHi-Fiではないですし。まあ、気分の問題と言うことで。
真空管ってヒーターがほんのり灯るのを眺めているだけでも何となく癒されますし、音も良いんですよ。ギターアンプの世界では主力はトランジスターではなく真空管ですし、オーディオアンプでもまだまだ真空管が人気です。ノスタルジーだけではなく、実際に音も特徴があり、ギターアンプの場合は歪み方がまろやかな点などが好まれているのです。オーディオアンプだと耳に優しい音と言われることが多いのですが、それはそのような特性のアンプだからであり、真空管を使っていてもすかっとしたアンプはあるのです。特にWE300Bのように3極管を使ったアンプは綺麗な音が出ます。さらに真空管を交換することで音の変化も楽しめると、趣味にはぴったりのデバイスなんです。
ちなみに半導体でも、オペアンプなんかは同じ形式でも、メーカーや製造年代の違いによって音が違うと言われていて、差し替えると音の違いを楽しめます。アナログなエフェクターなんかはまさにオペアンプで音が変わります。
オペアンプは小さいのでたくさん買っても置き場所に困りません。まだまだあります。。ここには写ってませんがメタルカンタイプもいい音します。
普段、コンピューターでとてもデジタルな仕事をしているのですが、趣味ではこういうアナログなものも楽しいものです。遊びがあるのが趣味にはピッタリなのですよねぇ。遊びがあるものは仕事にはあまりしたくないですが。。
オタク話でした。
=追記=
話だけでは寂しいので、いつものように録音してみました。たまにはクリーントーンということで、エピフォンのエンペラー・ジョーパスモデルを引っ張り出してみました。