病欠でも仕事!
昨日から熱が出て、今日は病欠してしまいました。社内で熱で休んでいたメンバーが多かったので、誰かからうつったのか、どこか外でもらってきたのか分かりませんが、病院に行ったところ、「まあ、夏風邪でしょう」と言われましたが抗生物質も出てました(最近は大抵出る気もしますが)。
熱で休んでいても、メールはどんどん流れますし、仕事はたくさんたまっていますので、結局は仕事をすることが多いものです。良くも悪くも、ソフト開発の仕事は自宅でもほとんど不自由なくできてしまいます。お客さんやメンバーとのコミュニケーションは普段もメールがかなりの割合ですから、おそらくお客さんは休んでいることに気がつかないでしょうし、自宅と会社はVPNでつないであるので、会社にいるのとほとんど変わらない状態で仕事ができます。
自宅でできないことは、
・お客さんと会うこと
・社印を押すこと:メンバーに依頼すればできますね
・メンバーの様子を見ること:メールの流れで大体想像できますが
・会議
こんなものでしょう。
私は休みを取って旅行に行くときでも、ほぼ確実に仕事用の鞄を持っていきます。旅行先でもインターネットにつないで仕事は十分できます。そこまでしなくても・・・と思われるかも知れませんが、私が仕事を依頼する側の立場だったら、少なくとも急ぎの要件はすぐに対応してくれた方がうれしいですし、昔からそうやってお客さんとの関係を作ってきたので、続けたいのです。別に誰かに強制されてやっているのではなく、自分でそうしたいからやっているだけです。自分自身もその方が精神的に楽、という点もあります。
一方、社長向けの本を読むと、「社長が2週間会社にいなくても仕事が問題なく進む状態でないと会社として駄目」とか書かれています。それも正しいと思います。
私が休んでいてもがんばって対応するのは、社長の仕事ではない場合がほとんどです。小さな会社ですし、私自身が担当者になっている仕事もあるから、対応しているのです。会社や事業の方針、私の考え方や判断基準などは、普段からメンバーと話をする中でかなり伝わっていると考えていて、そのあたりのことは、それこそ携帯電話に電話をくれればすぐに終わる程度、あるいはそれすら必要もないくらいの状態です。私がそういう仕事だけをしているなら、仕事道具を持ち歩く必要はないと思います。
小さな会社で、社長自身も一担当として仕事をしなければならない状況は、おそらくどこでも同じでしょう。しかし、私はそれも小さな会社ならではのメリットとして考えるようにしています。一担当として仕事に密着していると、生の情報がたくさん得られます。小さな会社はスピードやニッチ狙いがポイントですから、現場にどれだけ近いかというのは意外と重要だと思っています。もちろん、メンバーに任せられるものはどんどん任せるべきで、自分がやるのは自分ならではの分野や、ここぞというときです(あるいはメンバーに仕事を回しすぎて溢れたとき?)。
黒塗りの高級車で颯爽と乗り付けて、打ち合わせだけして回るような姿にあこがれた頃もありましたが、私は意外と今の仕事スタイルも気に入っています。まあ、徐々に体力も落ちてきてますから、無理が利かなくなってくるとは思いますが、元気なうちにメンバーたちと一緒に現場にもどんどん顔を出して、状況把握とチャンスをつかみ取っていきたいと思っています。
それにしても、病気になったときの辛さは、年を取るごとにどんどん辛くなっている気がしますねぇ・・・。