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プログラミングでメシが食えるか!?

目の前の課題から逃げては駄目!

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今日のミーティングで、こんなことがありました。このミーティングでは参加者が持ち回りで5〜10分スピーチを行うことにしています。内容は、自分で考えていることや皆の仕事に役立つような話を、という感じです。今週の当番は、書籍の紹介を始めました。面接に関する内容の本で、彼は内容の要約を話していました。途中で「こんな話をする場なのだっけ?」と突っ込みが入ったり、実際聞いていても「うーん・・・」という感じでした。何が悪かったのでしょうか?

まず、書籍の紹介をするのは悪いことではありません。しかし、内容の要約をだらだらと話したところで、どうせ聞き手は覚えきれませんし、そもそも本があるのですから、本を読めばいいことです。書籍の紹介で聞きたいのは、その本を読んだ人が何を感じたか、何を考えたか、ということです。学生時代の読書感想文と同じです。単に内容の要約を書いたところで「感想」ではありません。

実はさらに背景があり、彼の部署は業績が思わしくなく、どうやって仕事を増やすか、仕事のやり方はこのままでいいのか、などを毎週議論しています。彼はその部署の一番のベテランです。彼が「面接」に関する書籍ではなく、「仕事の取り方」とか、「事業のあり方」などの書籍の紹介をしたのであれば、話の途中で遮られるほどのことはなかったかも知れません。

要するに、聞き手にとって彼のスピーチは、「無難な内容で」「突っ込まれずに自分の順番をやり過ごそう」と感じられてしまったのです。彼が取り組むべき重要な課題は他にあるのです。その話題に関係ない内容を、さらに自分の考えを言わずにだらだら話したので、聞き手がイライラしたのです。

目の前の課題から逃げていてもろくなことはありません。仕事なのですから、嫌でも何でもどうせやらねばならないのです。「どうせやるなら」と、本気で取り組むことを周りは期待しているのです。そういう姿勢をアピールして欲しいのです。そうすれば周りもアドバイスをしたり、応援したりできるのです。

仕事を獲得できるかどうかの分かれ目の話題にもなりました。見積を依頼して、値段の差ももちろんありますが、やっぱり選択するのは「熱意のある人・会社」です。見積書を持参してただ読み上げているだけではなく、自分ならこういうふうに仕上げる、取り組む、だから任せて欲しい、という熱意です。

一度きりの人生、どうせならやるだけやろう、と腹をくくれるかどうかの違いなんだと思います。別に24時間休み無く仕事のことを考えろといっているのではありません。やるときには本気でやれ、というだけのことです。

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