折り紙
突然ですが、折り紙の話題でも。
我が家の下の子(男の子)は小学3年生ですが、私に似たのかマニアックな性格です。不思議と趣味も似ていて、乗り物関連をはじめ、一緒にライブに出たりするなど、親子で楽しんでいます。そんな彼が結構長いこと続けている趣味が「折り紙」です。
まずは作品をちょっとだけご紹介しましょう。たまたま平日の朝、仕事に出かける前に机にのっていたものです。
カブトムシは他にも何タイプかあって、これは羽ばたいているタイプです。どちらも1枚の折り紙を切ることなく作るものです。
指もかわいい!しかし、すでに悪魔をいくつ折ったことやら・・・。
こんな感じの本を見ながら、黙々と一人で作ります。本屋さんに行くと、「パパ、一番難しい折り紙の本、どれかなぁ」と偉そうに聞いてきます。実際この本のレベルはかなり上級向けで、基本的には大人が楽しむための本です。
実は私が子供の頃になりたかったものの一つが「折り紙博士」でした。折り紙は私も大好きだったのです。当時はレベルの高い折り紙の本はそれほどなく、ようやく見つけた1冊に何度もチャレンジしていて、やっぱりカブトムシは良く作ってました。大きな折り紙を複雑に折ることで6本の脚や角を表現し、できあがりは結構小さくなります。
息子には、何度か一緒に折ったりしたくらいで、ほとんど教えてません。最初の頃は「ここができないからやって」と頼みに来ましたが、「パパがやったのでは意味がない。自分で考えてやってみな」と、ほとんど助けませんでした。ひどいときには何度も折ったり開いたりをしすぎて紙が破けてしまったりして、半べそかきながら、それでも悔しくてチャレンジして、結局は全部自力で作れるようになってしまいました。
折り紙は、ビデオを見ながらなら誰でも作れるかも知れませんが、本を見て作るのは結構難しいものです。ある図から次の図に、どう折れば行くのかがわからないことが結構あるのです。立体を平面で表現された図を、必死に頭の中で想像力を働かせて考えないと作れない箇所が一つや二つあるのです。もちろん指先の器用さも必要ですし、手抜きをすると後々痛い目にあうなど、結構いいトレーニングになるのです。
そんな彼は、学校では友達から「イカを折って」とか頼まれることが多いらしく、しまいには授業中にも折っているのを友達の発言からママにばれてしまい、大目玉を食らったり・・・。まあ、やり過ぎはいけませんが、こういう自発的な趣味に没頭できるのは、とても良いことだと思ってます。
私もまだまだ作りの綺麗さでは彼に負けませんが、すでに技術レベルでは負けているかも知れません。彼は結構量産もするタイプで、同じものを何十個も作るということは私はしませんでしたし、私は思い入れがあるものだけを折りましたが、彼は片っ端から何でも折ります・・・。
どんな大人になるか、楽しみです(親ばか)。