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プログラミングでメシが食えるか!?

プレゼンの練習

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プレゼンとは、当たり前ですが、プレゼンテーションの略で、自分の意見や考えを述べること、というわけですが、仕事ではとても重要な力の一つです。お客さんに自社のことや事業のアピールをきちんとできるかどうかは、営業担当かどうかに関わらず、とても大切なことです。

プレゼンが最初から上手な人というのはまずいないもので、練習・経験を積むことによって上手くなるものです。そこで、まずは社内でプレゼンの練習を行うことになりますが、社内メンバーを相手にしても、多くの人はかなり緊張するものです。

スクール形式のプレゼンであれば、プレゼンの流れを事前に考えて、それに見合う資料を準備することで、準備はかなり整うことになりますが、対話型のプレゼンの場合は難易度が高くなります。

対話型プレゼンの難しさはなんといっても、相手がどこに関心を示すかを事前に絞りにくいという点です。初対面のお客さんであれば、会社全体の業績のことを知りたいという人もいますし、取引条件の確認や、機密保持契約などの話題など、自分の専門分野以外の話題で盛り上がってしまうことも多いものです。

プレゼンの練習を行うと、自分が対応できないことの多さに気付いて、日頃の不勉強さを痛感する人がほとんどです。場慣れすることも大切ですが、それ以上に、自分の足りない部分を自覚するために、プレゼンの練習は大切なのです。

対話型プレゼンを上手く行う一つのコツとしては、自分の話の流れに相手を乗せることでしょう。自分の得意な話題で相手を引き込めれば、質問も大きくそれずにすむことが多いものです。そのためには、ありきたりの話ではなく、インパクトのある話をできるかどうかが勝負の分かれ目です。同じ話でも話し方一つで魅力的にすることもできるものです。相手の反応を見ながらプレゼンができるようになれば、引きつけるポイントを自分で把握できるようになるので、ますます上手く話ができるようになります。

そこまで上手くできなくても、最低限クリアーしたいレベルとしては、とにかくこれだけは伝えたいということを、しっかり伝えきることです。だらだらと散漫な話をしていても聞き手は眠くなるばかりで、結局何の話をしに来たのか覚えていないものです。それならいっそのこと、要点だけをしっかり伝えて、後は資料を渡して質問してもらうくらいでもいいのです。

私自身は、入社早々、CADシステムの開発・販売を任され、毎回600万円くらいするCADシステムのプレゼンを一人でやらされました。電気系CADなのですが、業界のことはさっぱり分からず、できるだけシステム自体の話題で相手を引き込むように工夫したり、相手から笑いを取る工夫をしたりしましたが、結局は場数を踏みながら、お客さんに教えていただいて覚えたと思っています。一生懸命誠意を持って説明していれば、相手も人間ですから理解してくれますし、気に入ってもらえればいろいろとアドバイスしてくれます。

慣れてくるとプレゼンは快感に変わります。自分の計算通りに聞き手が反応してくれたとき、あるいは、自分のプレゼンによって仕事が決まった場合など、とてもうれしいものです。逃げずに場数を踏むこと、これがポイントと言えるでしょう。

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