ビデオデッキの修理成功と、個人的な思い
土曜日のブログに書いたのですが、自宅のビデオデッキの電源が入らなくなり、原因は電解コンデンサーだろうということで、昨日仕事で外出したついでに秋葉原に寄り、電解コンデンサーを買ってきました。
左が破裂した電解コンデンサー、右が買ってきたものです。少し小さいですが、15V 1500μFで、定格は同じものです。確か1個180円でした。
昨晩は毎週メタボ対策で続けている水泳だったので、帰宅が遅くなったのですが、せっかく買ってきたので修理しました。すでに破裂した電解コンは外してあったので、新しいものを半田付けして、元通り組み立てるだけです。分解する際はコネクターが外れなくて苦労しましたが、組み立ては簡単で、15分くらいで完了です。
たった360円(実際は予備も買ったので倍ですが)で復活です。おそらく修理に来てもらうと、出張費と電源ユニット交換で1万円以上かかるでしょうし、壊れた電源は捨てられると思うのでエコでないですね。今朝、妻に「修理費1万円でどう?」と言ったところ「お金ないのよね」と言われ、おそらく無償対応となりそうです。。うーん、私は使い方も知らないくらい、全く使ってないのに!
壊れた原因はおそらく冷却用のファンの故障ではないかと思っています。電源をONにしてもファンが回らなかったので。。冬の間は大丈夫かも知れませんが、今度ファンも買ってこないと駄目そうです。
以前、会社のWEBカメラのレンズ駆動部分が壊れた際に、プーリーが割れただけなので、プーリーだけ売って欲しいとメーカーに相談したことがあるのですが、部品のみでは売れないと言われ、そのメーカーの方と知り合いだったので、頼み込んでみたのですが、部品は厳密な在庫管理がされており、こっそり譲ることもできないと、諦めたことがありました。レーザープリンターが壊れた際にも、壊れた部分は紙を押さえる爪が1つ折れていただけで、爪の位置を交換して無理矢理使えるようにしていたのですが、やっぱり不便なので爪だけ売ってとメーカーに依頼したら、それは無理、と言われ、結局そのときは総務担当者のネゴシエーション能力で(?)無償でユニットごと交換してもらえました。
毎回、部品だけ買えればどれだけ使い続けられる製品が多いことかと、がっかりするものです。メーカーとしては下手にいじられて、もっとひどいことになる心配もあるのでしょうけれど、どうせ保証期間も過ぎたものであれば、やって駄目なら諦めれば良いですし、ここを交換すれば必ず直るとわかっていて、直せない悔しさは何とも言えないものです。まあ、メーカーとしては新しいものがどんどん売れた方が良いのでしょうけれど。
そんな思いがあるので、当社では(私は?)せっかく買っていただいた製品は、使いたいと考えていただいている間は、なんとか使い続けていただけるよう、サポートをしたいと思っています。以前書きましたが、20年前に買っていただいたCADシステムをサポートし続けている例もあります(もちろん、背景にはお客さんとの良好な双方向のお付き合いがあったためではありますが)。ビジネス優先なら社内のルール通りに対応し、「新しいものを買って」「諦めて」ということになるのでしょうけれど、今後当社が大きく発展できたとしても、お客さんに喜んでいただくことも忘れずに、メンバー一人一人が自発的に行動して欲しいと考えています。